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超変身!

「だから…見ててください、俺の変身」(五代雄介)

最終回、全ての戦いに決着をつけた五代くんは冒険の旅へ。

クウガ、全49話視聴終了。
最初、既に黒い戦士になって戦ったのに敗れたという
47話の冒頭のシーンの意味がわからなくて、皆に長々と
お別れを言って廻る五代くんの行動に首を傾げてしまった。

最終決戦は48話で、50話には一切のバトルシーンはなし。
(ちなみに雨のシーンばかりの47話にもバトルはほとんどなかった)
ははぁ、これは怒る人は怒ったかもしれないね、確かに。
私は五代くんと五代くんの戦う気持ちを支えた人々に
スポットを当てたということで理解してあげたいけど、
でもさすがに最終決戦はあれはちょっとダメじゃないか。

凄まじき戦士となっても人の心、優しい心を失わなかった
五代くんの内面を映し出すためにはしらふでのバトル
必要だったのかもしれないけど、ラストくらいはやはり
仮面ライダーのバトルで締めて欲しかった気はするな。
(ライダーバトルが少なすぎるとまでは思わないけど、
最後くらいはねって事で矛盾してないと思うんだが)

一条とバラのタトゥーが入った美女バルバの因縁も決着。
リントの戦士として認めた一条に神経断裂弾を撃ちこまれ、
また会いたいものだと呟いてバルバは海に沈んでいった。
でも一条さん、そりゃ人外も人外だけどさ、一応女性だし、
無防備な後ろから撃つってのは…男としてどうなのさ?

最終回は3ヵ月後の後日談で、「皆が笑顔でいられる世界」
取り戻されたという象徴の青空が何度も映し出され、五代くんが
「僕は青空になる」のフルコーラスをBGMにキューバの海岸を
穏やかな表情で歩いて締める。もしかしたらたとえ敵だろうが
相手を拳で殴るなんていやだと言っていた五代くんにとっては、
長く苦しい凄絶な戦いの傷はまだ深くて、彼自身の本当の
笑顔を取り戻せてはいないんだということなのかもしれない。
(だからこそ旅に出なければならなかったという事だろうし)

結局この話って、グロンギという存在は「力に溺れたリントが
行き着く先」
であるとして描きたかったのかな?

古代、戦いそのものも相手を殺す事も「知らなかった」無垢なリントが、
いまや強力な武器を持ち、傷つけ、時には殺してしまう「現代の姿」を
見れば、グロンギが「リントも変わったな」と言うのも当然というもの。

強いから偉いとか正しいとか、ただ強ければ弱い者を踏みにじっても
いいとか、そんな事はないんだと教えながら、社会では実際に弱者が
痛い目を見ているという皮肉もこめられてるんだろうか。

その割には「被害者」にスポットを当てないのはちょっと残念。
まぁ仮面ライダーだけでなく、特撮は全般的にその傾向があるけどね。

あとグロンギの被害者数はホントにものすごいものがあると思うのに、
社会的不安があまり描かれず、世間の人たちも普通に街を歩いてて
緊張感が感じられなかった。保育園なんかでは「○○くん、先週で
やめちゃったの。親御さんが心配だからって」なんて会話を入れても
よかったろうに。このへんのちょっとした違和感は、リアル感を求める
姿勢として後継の平成ライダーに引き継がれたのかもしれないね。

それにゲゲルってのはフィクションだからといってゲームばっかり
やってると現実と虚構の区別がつかなくなるよ、みたいな警告かな。
グロンギがゲゲルで何を求めるのかと問いかける人がいたとしたら、
「じゃあなんで皆はゲームをやるの?」と聞かれた時の答えと同じと
気づくだろう。ゲームなんかただ「おもしろい」からってだけだもんね。
他の、どんな事をやる以上に明確な理由なんかないもんな、ゲームは。

「どうしたの?もっと強くなって、僕を笑顔にしてよ」(ン・ダグバ・ゼバ)

最後の方でいつも笑っているダグバが出てきたのは、
五代くんが守ろうとしたみんなの笑顔と、グロンギの
自分勝手で自己満足な笑顔は違うものなんだという
意味なんだろう…けど、そういうのももっとわかりやすく
出ればよかったかも。グロンギが意外と友好的な顔を
してるとかそういう方が不気味だったよね(もちろん仮にも
子供番組なのにそんなパラドックスができるはずないけど)

蝶野の決着もつき、47話では霧島拓も達筆な「希望」で
元気を取り戻した事がわかり、一条は再び長野へと戻る。
榎田と息子が「明日ディズニーランドに行く」ことと、ジャンが
「明日ディズニーランドに行く」ことがちゃんとリンクしていると
それぞれ別の場所でわかるというのはなかなか憎い演出だ。

奈々はオーディションに合格、やっと4号が誰だったのかを
知ったおやっさんの本名が「飾 玉三郎」だったと判明したり、
一方でゴオラムが崩れ落ちなかったのは、五代くんが
凄まじき戦士としての心を失わなかったからと意味づけ、
さりげなく「クウガはまだ続くかも…?」という雰囲気を
におわせつつも、今回は物語がひとまず完結したと
いえるラストだったんじゃないかな。

脚本家が遅筆を謝ったり、ぐるぐる廻ったりヒキが多い石田監督、
スローモーションを多用する渡辺監督、コントラストの長石監督、
わけのわからない擬音でアクションを盛り上げる金田監督など、
それぞれの特色をデジカメ撮影した幻の50話「乙彼」も楽しかった。
劇場版ねぇ…クウガとしてはもう絶対ありえないだろうなぁ…

いや、うん、すごく面白かった。十分満足だよ。
クウガはホントに見たかったから、念願かなってよかった。
う~ん、楽しい時間をもらえたので、私も幸せで笑顔になるよ。

またね、五代くん(^ー^)b