ペット Parallel Paradise 第五中足骨骨折後、初の筋肉痛(受傷71日目・術後63日目)
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Parallel Paradise

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第五中足骨骨折後、初の筋肉痛(受傷71日目・術後63日目)

家に帰る頃には回復が進み、もう片松葉も邪魔に思うようになってきていた。

なるべく外出機会を作るため、家族につきあってもらって食事に出かけたり、コンビニに行ったりしたのだが、松葉杖に体重をかけることはほとんどなくなり、本当に補助のみという状態になった。
脇に挟まなければならない松葉杖より、補助的な一本杖の方が便利だと思うほどで、ネットで買おうかと真剣に探したりもした。
(歩けるようになればそれも邪魔になるので、結局買わなかった)

階段も手すりを持って上ったり下りたりできるようになったが、アキレス腱の伸ばし方がどうもうまくいかない。
1階と2階を往復するしかないので、昇降の数も限られるのが気になった。

家に帰る夜には、もう松葉杖なしでご飯を食べに行き、両手をフリーにし、かつ食器を持ったままでも意外とちゃんと歩けることに感動した。
もちろん、人から見れば「ちょっと足が悪い人が歩いている」とわかってしまうことは否めないのだが、ここまでくると私自身も「これならもうじき、かっちょよく歩けるようになる」と確信が持てた。
従って、私が松葉杖を使ったのはこの日が最後である。

さて、階段の練習である。
私の住処は30階以上の高層マンションの一室であるから、最上階から1階まで非常階段で降りれば相当な運動になる。
運動不足を解消するため、元気な頃にも気が向くと階段で降りたりしたのだが、これがまた運動不足の体にはすさまじい筋肉痛をもたらす。
1週間はふくらはぎが激烈な筋肉痛に悩まされるのである。

常に運動している人にはなんてことないのだろうが、運動嫌いの運動不足には深刻である。
エジプトのピラミッド見学で半日中腰スタイルだった時も、イタリアのシェナの塔に上った時も、ミャンマーの寺院に登った時も帰国時まで筋肉痛が取れなかった。
情けないことだが、今よりずっと運動量が多かったはずの子供の頃からそうなので仕方がない。
もしかしたら、足が異様に攣りやすいことも相俟って、こうした筋肉痛のひどさも私の筋肉の特徴なのかもしれない。

ちなみに、上りでは筋肉痛はほとんど出現しない。
大腿四頭筋は人体の中でもかなり強大な筋肉で、常に運動しているせいであろうか。
ただし、上りは上りでダイレクトに心肺機能にくるので、これまた運動不足の人間には嫌なものだ。
息が切れ、汗が止まらず、何より疲労感がハンパない。

上りの疲労感、下りの筋肉痛…
どちらも嫌だが、すぐに消えるとはいえ大嫌いな疲労感や不快感を思うと、「筋肉を動かした証」と思える筋肉痛の方がまだいいかもしれない。

筋肉痛は我慢できるが、疲労感も汗をかくことも本当に嫌いだ。
運動でハイになったり、ストレスを発散・解消できる人とは、恐らく全く相容れないと感じる。

さて、まずはいきなり最上階ではなく、自分の階からエレベーターを使わずに非常階段を降りてみた。
荷物はショルダーバッグやリュックに入れて両手を開け、必ず手すりを持って、慎重に降りていく。
無論、松葉杖は使わない。

骨折部位が中足骨なので、つま先をつくことはまだ絶対に厳禁である。
踵をつけ、体重を支え、足底で蹴りだして、下段へと向かう。
はじめの3階分くらいは、とにかく足首ががちがちに固く、ガクン、ガクンと体をそのまま落としてしまう感じだった。

しかしそのまま何階も降りていくと、不思議なことに足首の硬さは取れ、普通に下っていけるようになった。
どうやら否応なく体重がかかることで、足首が自然にしなり、固い筋肉がほぐれていくようだ。
1階に到着する頃には足はすっかり柔らかくなり、その後の歩行もいつもよりスムースに歩けたような気がした。

その後、松葉杖がない状態で、2~3時間ほど街を歩き、お茶を飲んだりした。
松葉杖なしで長時間で歩いたのは初めてだったが、痛みなどの不安要素もなく、心地よく疲れたところで家に帰った。

ちなみに、この日はまたも以前職場で一緒だった人にばったり会ってしまった。
まさか退職した人にまで会うとは思わなかったが、お世話になった人なので嬉しかったのも事実である。

家に帰ればすぐに風呂。
浴槽に浸かりながら、いつもは骨折部位を動かすのだが、この時はひたすらふくらはぎをマッサージする。
風呂に入るか入らないか、マッサージをするかしないかでは大違いなのだが、どれくらい違うのかという事はわからない。

常々、もし風呂に入ったらこう、入らなかったらこう、という比較をしてみたいと思うのだが、私は世界線を超えられないため、いつも「風呂に入った私」か「風呂に入らなかった私」のどちらかしか知ることができないのは残念だ。
私の永遠の「シュレディンガーの猫」は、「ふくらはぎの筋肉痛」である。

とはいえ、風呂にも入り、念入りにマッサージもしたのに、夜になる頃にはもう筋肉痛が出現した。
ところが、この時の筋肉痛では面白いことが起きた。
私は当然、使っていなかった右足のふくらはぎの痛みが激しいだろうと予想していたのだが、右足はほとんど痛みがなく、強い痛みを感じたのは健足である左のふくらはぎだった。

無論、左足も右足につきあって、2か月以上階段昇降や歩行など、運動量が減っていたことはある。
それにしても、全く使っていなかった右足より、立ったり支えたりすることは多かったはずの左足の方が痛いものだろうか?

その理由は、すぐにわかった。
階段を降りる時、先に書いたように、右足の上げ下ろしは非常に慎重に行っている。
慎重という事は、動作がゆっくりということだ。
つまり右足の動作がゆっくりなされる間、左足はそれを待つため、全体重を支えている。
かつ、右足が次の動作に移る準備をする間も、左足が体重を支え、ふくらはぎがこらえている。
この余分な時間がはからずも運動負荷になり、左のふくらはぎにいい感じに効いていたのだ。

本当によく頑張ってくれる左足である。
逆に、右足に思った以上に筋肉痛がないのは、きちんと筋肉を「使えていない」からだろう。

結局風呂に入ろうがマッサージをしようが、翌日にはさらに激烈な筋肉痛に見舞われることになったが、それ以降も我慢して階段昇降(下りるだけだが)を続けた。
朝起きて固かった足首も、3階くらい降りると自然と柔らかくなるのが嬉しかった。
また1週間もすると、右のふくらはぎにも左足と同じような筋肉痛が現れ始めた。

右足もきちんと筋肉が動いた証拠であろう。
「あいててて」と騒ぎながら階段を下りたり、外を歩いたりしながらも、少しずつ元に戻っていく足の様子がわかると、本当に嬉しいものである。

もしいつの日か、「第五中足骨の手術をして1か月経つのに、リハビリも始まらないし固定も取れない」という人がこのブログを探してきてくれたとしたら、安心してほしい。

確かに1か月で固定が取れず、リハもないのは回復が遅い。
本当は手術をした方がいいのに、怖いとか家庭の事情とかで手術をせず、固定だけで回復を待つ人ならば1か月で歩行許可が出ないことはありうる(しかもそういう人に限って勝手に歩いてしまったりするから困りものだ)が、手術をしたならもっと早く回復するはずだ。

とはいえ、実際には私のように、妙に治りが遅い人間もいる。
症状は人それぞれなので、あまり他人と比較せず、いい人もいれば悪い人もいるくらいで考えておけばいいと思う。
受傷直後は不安でもあるし、先が見えなくて心配だろうが、私のように治りが遅くても、最後にはちゃんと治るのだから、安心していい。

私が読んだ骨折ブログは全て「術後すぐにリハ開始、1か月~1か月半でギプス&松葉卒業」だったが、このブログは「術後1か月半でギプスが取れ、やっと片松葉1/3荷重、最後までリハビリなし」である。

第五中足骨骨折で手術をしたのに、ここ以上に回復が遅いブログは見当たらなかったので、そういう意味でも治癒の多様性のひとつと捉えてほしい。

骨折を治すのは、とにかく「時間」である。
時間はかかるが、致死的な病や難病、不可逆的な障害と違い、ほとんどが治るものだ。
自分の体を労わり、安静を守り、治り始めたら無理せずリハビリに励むのが一番だと思う。
【 2018/03/27 (Tue) 】 第五中足骨骨折 | TB(0) | CM(0)
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