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想定外で予想外(受傷38日目・術後30日)

新年最初の受診日はよく晴れた暖かい日だった。

待合室では運よく一番入り口に近い椅子に座ることができ、今日こそはいよいよリハビリも始まるだろうと、リハビリファイルを持ってリハ室に向かう高齢者を見ながらほくほくと順番を待っていると、そのリハ室からあわただしくPTが駆けつけてきた。
何事かと思っていると、クリニックの前で診察に来たおばあさんが転倒したので連れて来たという。
よたよたと歩くおばあさんをソファに座らせたが、座っているうちにみるみる顔色が悪くなり、痛みがあって呼吸ができないようなので、早々に診察室へ移動された。

そんなバタバタした中で私の診察も始まった。
看護師やPTがわちゃわちゃしている中でギプスシーネを外し、レントゲン室に移動して、処置室から再び診察室とよたよたと移動するのはなかなかハードだった。

さて、2週間ぶりのレントゲンである。
術後一か月経てば、普通は架橋がかかり、仮骨ができあがってくるはずだ。
早い人はギプスが取れ、荷重が始まったり、リハビリを続けていた人は松葉杖が外れることもある。
手術前には「2/3加重までは3週間から1か月、全加重までは2か月、完全に良くなって爪先立ちができるようになるのは3か月かかるからね」と言われている。
その時期がようやく訪れたと思うと感慨深い。




「うん、架橋もできてきてるね。いいと思います。じゃあ、もうちょっと固定しとこうか」



は?



先生の言葉は全く予想外であった。
いいと思うと言いながら、固定は外れないという。
これにはたまげた。

しかし確かに、相変わらず隙間はがっつりと空いたままなのである。
骨が癒合するためには、骨と骨の間に骨組織が形作るため、まずは架橋が架かるのだが、それはよく「白いもやもや」と言われる。
それが見えてきたら、結構重症の骨折もようやっと治っていく証なのだ。

しかし私には前回のレントゲンとさほど変わったようには見えない。
数多くの骨折患者を診ている先生は架橋ありと判断しているが、素人目にはわからないのである。
いや、そう判断しているのに固定が取れないのだから、多分よろしくなかったのだろう。

ここでまた情けないことに、私は主治医に何も聞くことができなかった。
「くっつきが悪いですか?」
「リハビリをしたいんですが」
「何が原因でしょうか」
今思えば、いや、今でなくともこの後、どれほどまでにああ聞けばよかった、こう聞けばよかったと後悔したことだろうか。

しかし前述のとおり、診察に来て転倒したおばあさんがいたりして、今日は病院自体が大騒ぎである。
おばあさんは診察台に寝かされていたが、全く起き上がれないようで、私が会計を済ませても処置が終わらないようだった。
そんなことで先生も忙しそうなので、結局何も聞けなかった。(忙しくなくても聞けなかったかもしれないが…)
そのくせ、PTが包帯を巻く間も、ずーーーーーっともやもやしっぱなしだった。
疑問に思ったらすぐに聞けばいいとはわかっているのだが、結局いつも何も聞けないのが悔やまれる。

支払いを済ませてよたよたと家に帰り、はーっとため息をつきつつも、それでもまだ1週間延びただけであるから、誤差の範囲だと思うことにした。
何しろちゃんと骨ができていかないことにはどうしようもない。
落ち込んでも仕方がないので風呂を沸かし、相変わらず冷たく膨れた足を温めて回復を祈るしかなかった。

この骨折の記録をつけようと思い立ったのは12月の手術後だったので、書き始めた頃は、何にせよ1か月で何らかの変化が起きるだろうと思っていた。
ところがその待ちかねた1か月後の診察で、それまでと全く進歩のない「はい、固定してまた来週」と言われてしまったのだから、気持ちも萎え萎えだ。

それでもまだたかが1週間延びただけである。
とりあえず来週こそ固定が取れ、荷重が可能になるに違いない。

しかしもうリハビリ通院は諦めていた。
恐らくこのまま固定が続き、シーネが取れたら「あとは自由に歩いていいよ」となるような予感がしたのだ。
実際、「いきなりギプスなし、松葉なしで歩くのは怖かった」とか、「足首がカチカチで歩けなかった」というスパルタ式だった人も多いようだ。(まぁそれもほとんどは手術が必要ないギプス固定のみの人だったが…)

実は12月末に、骨折後のリハビリの際にいい靴はないかと調べたところ、スケッチャーズを使っているという人が多かったので購入した。
知っている人は知っていると思うが、安いところを探したものの、スケッチャーズはなかなかいいお値段である。
しかもちゃんと確かめて買ったのに、サイズが合わない…気がする。
「気がする」というのは、怪我をしている右足ではまだ履けないからだ。

だが健足の左足で履いてみると、ヒダリくんは明らかに「いや、これきついッス」アピールをしてきた。
となると、もともと利き足であり、左足より大きめの右足では全くダメだろう。
せっかく靴を買ったのに、リハビリもない上に、そもそも履けないとは。悔しいしツイてない。
(なお、この靴はあとで履くことのできる家族にあげたので無駄にはならなかった。)

相変わらず痛みはないし、入浴効果で足首も指もさらに柔らかくなっている。
むくみも改善が見えてきているので、とにかく大事にするしかないのだと前向きに考えることにはした。

しかし、実はこの頃、後悔の念がちくりちくりと頭をもたげ始めていた。
そしてこのイヤ~な澱のような不安は、今後ますます大きくなっていく。
15:44 | 第五中足骨骨折 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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