時間差が功を成す時

2月に地上波初放映された「風立ちぬ」はひどかったなぁ…
あんなのアニメでやる必要ないよね。リアリティのあるものを作りたいなら実写でやればいいじゃん。

一方、まだ上映している「ベイマックス」はフツーに面白かった。
少年の成長、仲間との友情、バディとの信頼関係、別れ、再会…

そしてはたと気づいてしまった。

ジョン・ラセターでもディズニーでもそうだけど、このクール・ジャパンが日本以外で叫ばれている今現在、ハリウッドで「アニメを作りたい!日本のアニメに負けないものを!」と意気込んでいる人たちって、間違いなく昔の日本のアニメを見ているはず。
その「名作」には、間違いなく我々が昔見て「面白かった!」「わくわくした!」「血沸き肉踊った!」という名作がエントリーされているにちがいない。

ということは、だ。

かつて「すごい!」と思われた(であろう)宮崎駿や大友克洋や押井守が、視聴者の期待に応えてくれる作品をちっとも作ってくれない今、そのまさに「期待に応える=昔の宮崎や大友や押井が作ったであろう作品」を作っているのがディズニーであり、ピクサーなんじゃないか。

もともとハリウッドのアニメなどどれも子供向けもいいところで、いつも同じ陳腐なワンパターンだったが、やはり『トイ・ストーリー』あたりから「あれ?」と思わせるような、「大人の視聴に耐えうる」シナリオが見られるようになり、現在も進化を重ねている。
恐らくはアニメを作っている世代が交代し、日本のアニメを見て育った世代が制作陣の主流になったからに違いない。

彼らはかつて憧れた日本のアニメの技術や描写、ストーリー構成すらもまねて、追いつけ追い越せで「(昔の、自分たちが面白い、すごいと思った)日本アニメ」を自分たちの手で作ろうとしている。

その結果、私たちの目の前には宮崎が忘れてしまった「冒険活劇」が、大友が確立した「作画表現」が、押井が示した「独創的なアイディア」が詰まった作品が提供され、「そうそう、こういうちょっとベタだけど、スカッとして泣けて面白いヤツが好きなんだ」と言われるんじゃないだろうか。

芸術性とか小難しい理屈とかリアルを追求し過ぎた作画とかは正直どーでもいいからさぁ、視聴者の多くはただ純粋に「面白い話が見たい」ってことを、巨匠といわれる皆さんはわかってくれないかな。

「蒼穹のファフナー EXODUS」
「私はやっぱりカノンスキーなんですよ」

なのでドライツェーンとカノンに「祝福」として現れた「予知」は、それによって戦闘でのアドバンテージを取れると思うと嬉しいような、けれど一方でカノンがたった1人でその予知を抱えていく孤独を思うと哀しいような…

1期の頃は「もっさりした機体がモタモタ動き、モタモタと敵と戦うもっさりしたロボアニメ」とあちこちで酷評され、せせら笑われたバトルシーンも、10年間の技術の進化を受け、ロボットアニメとして遜色ないほど「見せる」アニメになって帰ってきたファフナー。

平井画伯の絵ももはや完全に時代遅れになっているのだが、マジェプリの荒い作画に比べて「作画陣、ファフナーキャラに愛をこめ過ぎだろう」と思うくらいの丁寧過ぎる作画で、どれも同じ顔の人物の判別にはやや苦戦するものの、かなりのハイレベルアニメになっている。

一番の問題は「説明が一切ないため、キャラや世界の『現況』が全くわからない」ことである。
劇場版を見た人は本編とエグゾダスの間が繋がっているので問題ないのだろうが、本編で消えてしまった総士がなぜ戻ってきているのかが全くわからない。
総士がたまに「自分はフェストゥムの側に行ったから」と金ぴかの瞳を見せることで、適当に推測することしかできない。
本編で瞳まで赤く侵食されてしまった一騎が、何故元に戻っているのかわからない。
そもそもマークニヒトはなんで復活してるのかわからない。(確か「私は…ここに…いるーーーっ!」→消滅だったはず)

スタッフのみなさーん!頼むからもうちょっと説明プリーズ。
私は本編当時はレビューするくらいじーっくりと見ていたせいか、推測だけでも楽しめたけど、最低限の説明くらいはしてくれてもいいじゃないか。
誰かのセリフを借りてもいいし、ナレーションでもいいから、不自然にならない程度に説明してくれよ。
10年ぶりの視聴者を「知りたきゃ金を払って劇場版を見ろ!」と突き放さないで欲しいよ。

それにしても物語の運び方もテンポがよくて、人類軍と行動を共にするまでのいきさつ、総士と一騎の出撃、竜宮島側のドラマと、わずか1クールとは思えないほど濃厚な内容を全くの無駄もなく、だれる事ももちろんなく、緊張感を持続したまま描ききるとは…
「ファフナーってこんなに器用な作品だったっけ?」と、あの本編1クール目の酷評ぶりを知る身としては本当に驚きを隠せない。

平井絵のキャラクターもキャラの判別がつきにくいというハンデはあるものの、それぞれが個性を出してそれぞれに小さなドラマまで持っていて…いやホント、「リストラキャラのドラマがぺら過ぎる」と言われてたあの頃がウソのようだ。

ミールと共存していた街の破壊と崩壊、そして絶望的な脱出劇を、総士の悲壮感たっぷりのポエムが彩るエグゾダス。
一期最終回で一番沁みたのは、暉が「竜宮島に帰りたい」と嘆くシーンで、広登が「俺たちは平和を知っているから、世界を憎まずに済んだ」というところ。

本編で「竜宮島だけが平和とか許せん!」と人類軍が攻め込んできた時もそうだったけど、竜宮島は「戦いしかないこの時代、この世界で、せめてこの島の子供たちだけには『平和』というものを教えたい」という信念のもと、あの形態をとっているという事がちゃんと生きてるなぁとしみじみ。
そしてその平和は総士が言ったように、あって当たり前のものではなく、僚たち先人が命を賭けて繋いできたものだというテーマを感じたよ。

う~む、ファフナーの感想となるとつい昔取った杵柄になってしまうな。
ま、なんだかんだ言うよりとにかく「もともと期待してたけど、そのさらに500%増しで面白かった!!」ってことだ。

続編はお知らせすら出ずで、噂ではこれから制作本番という噂もあるのでいつになるのかもわからんけど、気長に待つ。
なぁに、「進撃の巨人」や「ハイキュー!」も待ったことだし、「蟲師」だってまさかの続編だったし、きっとあっという間さ。
スタッフの皆様、お疲れ様。そしてまた次もぜひよろしく。期待してますよ~!

「少年ハリウッド」
「いつか必ずやると思ったぜ!」

全編歌番組という異例の回を擁した1クールに続き、今回全編クリスマスライブで締めた少ハリ。
やるだろうと思ってたら、やっぱりやりやがった!

橋口 いくよ氏が生み出した世界が思った以上に面白くて、真摯にアイドルを目指す少ハリの5人がめんこくて、ついつい2クールがっつり見てしまった。
もちろん後悔などしていない。
最後にみんなの日常シーンを見て、あんなこと、こんなことがあったなぁと爽やかな感動までもらってしまい、不覚にもほんわかしちゃったじゃないの!

無難なイケメンなのに、芸能界の水に馴染めず、リアクションが薄い颯(カケル)くん。
おとなしい性格なので、家では気の強い妹ちゃんに押されっぱなしなのがリアル。
歌手になりたいという夢をしっかり持ってる春(シュン)は、しっかり割り切れる大人。
クールぶっても仲間思いで、キャットに懐かれるあたり、多分一番健やかなタイプ。
子役という呪縛を捨てられないまま足掻き続けている希星(キラ)。
幼さを残しながらもしたたかなのはそのためで、かつ彼なりの防衛方法でもある。
運気上昇担当のトミーは、実は施設育ちという二面性を持ってる。
居場所をなくすことを怖れたのはそのためで、誰よりも少ハリが好きなんだろう。
マッキーはリーダーであり、ムードメーカーであり、なくてはならない兄貴分。
マッキーがいなかったら少ハリは間違いなく存続する事はできなかったはず。

絵柄が全く萌えないリアル路線ということは、私的には大当たりだった事も大きい。
これで美男高校みたいな絵柄だったらそのまんま過ぎて絶対に見てなかったと思う。
一方で美男高校がこの絵柄でもギャップが悪い相乗効果を呼んだ気がする(それでもあっちは見たかも)

どっちにもいいところがあって、どっちも好きだ。
面白かった。ありがとう、少ハリの皆。スタッフの皆さんもお疲れ様でした。

新番組は本日放送分まで追いついております。

◎継続のため視聴決定済
○とりあえず視聴決定
△2話目もしくは3話目まで様子見
×切り

◎旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目
妊娠はどした?

×レーカン!
なんだこれ?アホか

△・・・が、恐らく× ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ラノベ臭プンプン丸

×長門有希ちゃんの消失
茅原さんは林原にはなれぬ…

×食戟のソーマ
ジャンプでも全く読まないため

○境界のRINNE
昭和テイストギャグが逆にいい…は!これが輪廻

○電波教師
1話目からなんだこの作画は…展開は厨2正義感そのもの

○終わりのセラフ
世界観が謎過ぎる…そしてCMで壮大なネタはらしやめい!(また変な人に怒られるぅ)

△ガンスリンガー ストラトス
うーーーーーん……………相当辛い…しかし最後のヒキだけ気になる

◎Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2ndシーズン
いくら凜ルートとはいえ、あへあへ言ってるセーバーを放ったらかしで凜に告る士郎に初笑い。おまえやっぱアーチャーに殺されろや。

○プラスティック・メモリーズ
見る。これは多分見る。

○アルスラーン戦記
見る。CGがすごい(グネグネ回る戦闘シーン)けど、一方でやばい(街中を捜し歩く兵士の足並み)

◎ベイビーステップ(第2シリーズ)
恋愛は抜きで、テニス一筋でお願いします。

×SHOW BY ROCK!!
無理。正月特番の時に無理だなと思ったけど、やっぱり無理。

△雨色ココア
モッチーは最近こんなんばっかやな。見る価値あるのかなぁ。

未 攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE
未 血界戦線

「未」は本日日曜日放映分まで。来週もピークは過ぎたとはいえ、新番組ラッシュは続きますな。
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