わんにゃん王国

2月から4月にかけて、実家の改修が行われていた。

当然、毎日休みなく大工さんや内装屋さんが出入りする。
当然、彼らは出入りのために玄関のドアや門を開け放って仕事をしている。

そうなると我が家にいる犬や猫にとっては、勝手に外に出ないよう一日中部屋に閉じ込められる事になる。

1396353727024.jpg偉そう

今飼っている犬は、昨年亡くした犬に比べて神経質なところがあり、人にはいつまでも警戒して吠える。
しかし逆にその神経質さが役に立ち、1人で外に飛び出していくような危険なことはしない。

問題はこやつである。

若いけどおっさん

こやつは外が好きで好きで、隙あらば逃げ出そうとドアの前に張り込んでいる。
何度も脱走を試みては庭で捕まっている。
時には外に出てしまい、少し離れた電信柱の陰からこちらを覗き見ていたりして仰天する。

しかし彼は、我が家で歴代飼って来た猫に比べてあまりおつむがよろしくない。
運動神経もかなり悪い。
猿も木から落ちるならぬ、猫も飛び上がりに失敗する事はある。
あるが、この猫はその失敗があまりにも多過ぎる。トロ過ぎる。

脱走した時もおもちゃに釣られて飛び出してくるので、これまで大きな事故もなく捕まっている。
別荘で、夜の闇の中に飛び出して行った時は母はパニックになっていたが、ヤツのトロくささをよく理解している私は「全然何とも思ってないよ」というフリをして名を呼び、おもちゃをふりまわしていたところ、のんびりと近寄ってきたので捕獲した。

本当にバカでよかった。

IMG00596.jpgバカってなんにゃ?

さて、犬はともかく、閉じ込められた猫は結構ストレスが溜まってきていた。
その上、閉じ込めた部屋から飛び出そうとし、さらには玄関のドアが開いているため、一度はついに脱走されて、家族と大工さんたちで庭を追い掛け回したそうだ。
とても人のいい大工さん曰く、「これは今日はもう仕事にならない」と青くなって探し回ってくれたそうだ。

というわけで、緊急避難が必要になり、私の家に犬と猫がやってきた。

IMG00558.jpg不機嫌

犬は彼女の居室に大工さんが出入りする期間。
猫は全面的に工事が終わるまで。
犬は4日間程度で連れ戻されてしまったが、猫は3週間以上我が家でノビノビ寛ぎ、私は毎日トイレとエサと部屋中に舞う猫ッ毛の掃除に追われた(←ウソ。ルンバのパチモン「パチエモン」が頑張ってくれました)

IMG00633.jpg外に出たいにゃー

犬がいる間、猫は絶対に私には近づかない。
私に近づくと犬が怒るため、遠巻きに見ているだけだ。
しかし基本的には仲がよく、こんな風に一緒にいることも多い。
犬も実家と違って私が仕事に行っている間は1人残されるため、猫は大切な「お留守番の同志」である。
猫は普通、犬に吠えかかられたりするといやがって姿を隠したり、犬とは違う次元(棚やカウンターの上など)で犬との接点を持たないようにする事が多いと思うのだが、うちの猫は吠えられても体当たりされても平気で犬の傍によってくる。

1357100033377.jpg在りし日

この写真のように、彼と一緒にいる昨年亡くなった犬は非常に大らかなボス的性格をしており、猫に対しても非常に寛大だった。
そんな彼女に子猫の時から育てられているので、我が家の猫は犬を全く怖れない。
そもそもペルシャ猫であるから体も大きく(5kg)、もともとの性格も温和で愛情深いため、吠えられても怒られてもちっともヘコたれない。
平気で犬の傍にいる彼を見ていると、おつむがよろしくないのも美徳だなぁと思う。

IMG00615.jpg覗き猫

もう一匹の猫はまだ子猫である。というか、なかなか大きくならない。
こちらは外に出たがったりはせず、女の子のせいか甘ったれで、うっかり黒い服を着ていると膝に乗りこまれて大変な事になる。
こんな風に風呂にもトイレにもどこにでもついてきて、一緒の空間にいれば安心するようだ。

1396702116400.jpgぐでーん

しかし犬がいる間はその甘ったれも鳴りを潜め、遠巻きに見ているだけ。
犬が帰ると「我らが兄妹の天下」とばかりに、堂々と寛ぎまくり、人がテレビを見ていればソファで、PCをいじっていればベッドで二匹で丸くなって眠っている。これはどっちもベローンと伸びきっているけれど。

IMG00590.jpg楽しそう

暑くなる前に衣替えをしようと衣装ケースを出せば、ケースに入り込んで遊んでいる。
毛だらけになるからやめろや!と思いつつ、邪魔ばかりするので蓋をして閉じ込めてやったら、これがまた楽しくてたまらないらしく、中で1人で暴れまくっている。

IMG00595.jpg狭い

まったく、いつまでも子供だなぁ…と思ってふと見ると、おっさんの方も入っていた。
やめい!

IMG00634.jpgお湯すくい

猫たちがすっかり我が家に馴染み、風呂の水を触りたくて乗り出すので落っこちでもしたら危ないと思い始めた頃、実家改修が終わった。
猫は引き取られ、我が家にはまた平穏が残った。
毎朝のトイレの世話(我が家は尿の色や量、臭いをチェックするためシート利用なのだが、おっさんの方がなぜかシートをめくり、その下でしっこをすることが多く、そのたびに朝からトイレ洗いなのだ)、水、エサ、おやつ、ブラッシングなど、手間は減ったが、やはり駆けずり回っていた動物たちがいなくなると寂しいものだ。

1396353733006.jpgおすまし

でもやっぱり私は犬派だなぁ。

【ブラックブレッド】
すいませーん、生首のお届けで~す…

相変わらずおっかない小山力也演じる蛭子は、わが子でもある「呪われた子供たち」と、ガストレアウィルスに対抗しうる者のみが生き残る世界のために、今の世界を壊し、人類を駆逐しようと考えているようだ。
中でも蓮太郎のことを気にいっているようで、事あるごとに絡むのは何か理由があるのかな。

盗みを働いた「呪われっ子」を射殺(生きてたけど)するシーンは非情感があってよかったな。蓮太郎は梶くんキャラらしく「やめろぉ!!!!!」と飛び出すかと思ったけど、意外にも自分を抑えて隠れる派だった。梶くんキャラでは珍しい。
子供は助かったけれど、蛭子のせいで延珠は学校にいられなくなり、蓮太郎の元からも逃亡してしまった。

あの地下にはきっと延珠がいるんだろうと思ったらやっぱりいた。そして蓮太郎はやはり梶くんキャラだった。
2話目もグロさといや~な内容てんこ盛りで、でも主人公たちの魅力も満載で十分面白い。継続予定。

【ケンイチ】
あー、テンポいいね。これ普通のTVシリーズだったらついつい2話くらいかけちゃいそうだけど、OVAだからこそ、コンパクトかつ見せ場を前面に押し出す演出でダレずに見せてくれるから、30分が凄く濃かった。面白かった。
ブラックブレッドも手応えがいいし、ケンイチとハンタはもともと安心して見られるので、火曜日はかなり安定株だなぁ。(あ、まだいまひとつノれない「マジンボーン」があったわ)

【ハンタ】
いよいよ王VS会長戦が本格的に開始…とはいえ、予告によると来週で決着しちゃうんかな?
前週のパームVSキルアもよかった。まぁ蟻編は溜まりに溜まった鬱憤を晴らすかのように、ウェルフィンとイカルゴやユピーとナックルのように、いい話ばっかりなんだけども、パーム戦は私にとっては、「やっぱ強化系ってすげぇ!」と再認識させてもらった話なんだよね。

主人公のゴン、デカブツのウボォーギンやフィンクス、ユピーなど、全てを強化する強化系が強いのはわかるし、クラピカが「自分が強化系でないと知ってガッカリした」のもよくわかる。でもどうしても、「でかいヤツが強い」「主人公だから強い」みたいなキャラが多かったから、「強化系は確かに強いんだろうけどさぁ…そもそも見た目からして強化系でございってのが多いしさぁ…」(あ、能力の使い方を間違えたカストロさんのことは忘れてやってね♡)と思ってたんだよね。

でもそんなふてくされを一気に吹き飛ばしてくれたのがパームVSキルアだった。
パームの強さは、「半分パームでなくなっていた」からこそ存分に発揮され、明らかにキルアを圧倒していたからね。
キルアには暗殺者としての貯金があるから十分耐えていたけど、本人も危惧したように、単純明快ながらバカみたいなあのパワーをいつまでも受け続けることはできないということも伝わってきた。いや、むしろそれが初めて伝わったといってもいい。

ゴンを想うキルアのマジ泣きがあの対決の見所だとわかった上で、私はその裏で、強化系の能力を存分に発揮してゾクリとさせてくれたパームさんマジぱねぇと思っていたのだった。あんな風に改造されてもメソメソ揺らがない強靭な精神力といい、明らかに師匠のノヴさんより大物だよな、パームは。

【ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ】
いきなりカバンが壊されちゃったからビックリ。
そしてディスクに閉じ込められたヒーローもヴィランも異次元空間に飛び散ってしまった。
主人公たちはそれでも能力を手に入れたからいいけど、せっかく「能力とディスクを手に入れたぜへっへっへ!」と喜んでいたロキ自身にもダメージあるよね…つか、ロキってどこで何してても小物感が抜けないよね…一応神様なのにね…
アイアンマンだけは手元に残ったので、まずは4人のヒーローのディスク集めかな。気楽に見られるので、選定終了後、余裕があるなら継続しようか。

【魔法少女】
うーん…短いから別に負担でもないけど、あんまり面白くない。
主人公の声に聞き覚えがあるのに、誰だったかさっぱり思い出せずにいたのだが、今週思い出した。
あれだ、生存戦略だ!!

一言投票所

その他「異世界もの」
▼ログホラにしろソードにしろ切迫感がないように思えまして・・・彼らはノーゲームの主人公のように現実世界に絶望しているわけではないですし。普通あそこまで冷静にいられないだろって思っちゃいます。あーでもイクサガの紺はよかったんでやっぱ主人公の性格ですかね。どこかすれているより多少馬鹿でも前向きが一番。
そうそう、私も「異世界もの」が始まるといつも紺を思い出しますよ。
紺は明るくて前向きで、異世界を楽しみながらも「やっぱ帰りたい」と目的がぶれず、何より現実に帰った時のさっぱり割り切った感じが意外でよかったです。

SAOは「死んだら終わり」という背水の陣なのに、モテモテ主人公があまりに「俺TUEEEE」なので、全っ然緊迫感なかったですよね。
ログホラはさらにひどくて、そもそも誰も現実に帰れるかどうかを気にしてなかったですからね。後付演出でやってもダメだ。
あと、私は1シリーズも見たことがないんですけど、ゲームワールドの草分けの.hackはどうなんですかね。

その他 「火垂るの墓」
▼火垂るの墓、最近ではおばさんよりも清太が叩かれる意見が目立ってる気がします。「戦時中なのに働かないなんて」とか、「妹抱えてホームレス生活なんて無理がある」とか・・・
そもそも火垂るは高畑監督曰く「現代っ子を戦時下に放り込むとどうなるか」をコンセプトにした作品で、清太は他人と上手くコミュニケーションできず自分と妹だけの世界に引きこもるような少年をイメージしたそうです

へぇ~、そうなんですね。知りませんでした。

けど現代っ子って、それはつまり80年代半ばの現代っ子(1988年公開のため)のことですよね?
90年代の転換っ子(バブル崩壊やパソコン・携帯の普及など、爆発的かつ劇的に時代が転換したため)や、00年代のゆとらーとは「現代っ子」の定義も違っているんじゃないかと思いますね。

80年代は「テレビ・ゲームっ子」です。
70年代まで続いた貧しさからようやく本格的に脱却し、円高不況などで不安要素はあっても、冷戦で平和が保たれた世界で、軽チャー全盛の世の中は人びとを「根明」と「根暗」に分けていきました。
当時の高畑監督がイメージした「現代っ子」はきっと、今で言うヒキコモリではないけれど、子供としての人権と人格を尊重され、同時に豊かさを享受して、やや傲慢になった子供だったのでしょう。(貧しい時代にはどんな国でもそもそも子供や女性など、弱者は人間扱いされていませんから)
反体制だった70年代ロックやフォークと違い、己のプライドを傷つけた大人に反抗するのがカッコいいみたいな風潮は、当時の尾崎ソングにも現れてます。豊かさを享受したがゆえに自己中心的なんですよね、80年代あたりって。

だから監督がゆとらーやキラキラネームの子供たちをイメージしたなら、また違う「清太像」が創られるのかもしれませんね。

この映画が公開された時、原作者の野坂昭如が徹子の部屋に出て語っていた事を鮮烈に覚えています。
清太のモデルでもある野坂氏はもちろん死んでいませんが、野坂氏と同じく戦争体験者である徹子さんが、親を失い、極限状態でも妹を見捨てなかった彼を慮り、なるべく「いい話」に持っていこうとするのに、野坂氏は容赦なく否定していました。
幼い妹はいつでも疎ましくて邪魔な存在で、泣くたびに忌々しいと思っていたと語っていました。
節子そのままに妹が日に日に弱っていき、虫の息になってもまだ生きているのを見て、正直「早く死んだらいいのに」と思っていたと言っていました。死んだ時は、正直ほっとしたとも言っていました。
でも私、この気持ちものすっげーわかったんですよね。だからこそ鮮明に覚えてるんですけど。

私は両親ともに戦争体験者ですから、戦時中はこうしたことが十分起こりえた事も、余裕のない時代に弱者が生きていくことがどれほど大変かも聞いています。2人とも色々と思うところがあったようで、「この映画はリアルでとてもよくできているけど、もう二度と見たくないなぁ…」と言ってました。

23:54 | 日記 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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comments

# .hackシリーズ
コメントありがとうございます。
レスが大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

閉じ込められたり昏睡状態になることは「主題ではない」とのことですが、やはり「オンラインゲームの中に閉じ込められる」という点では草分け的な作品という匂いがしますね。

アバターと本当のキャラクターが違うというのも、今でこそ当たり前ですが、ウィンドウズ95が出てネットが普及し始めた頃は、ネカマ問題は今よりずっと非難の対象でしたから、その乖離性を楽しむ、というのも初期作品ならではだったんでしょう。

異世界・異次元ものというジャンルは別にオンラインゲームが世に出るずっとずっと前から存在するものなので、何がオリジナルで何がパクりかなんていうのはナンセンスですが、私との相性が、SAOは主人公の「俺TUEEEEEE!」があまりにもチート過ぎ、ログホラは主人公の「俺SUGEEEEE!」が度を越して酷かったので合わなかっただけなんでしょう。現に「アウトブレイク・カンパニー」はそれなりに楽しかったですからね。

ちなみに「.hack//SIGN」はまだオタクに戻ってきてなかったため興味がなく、「.hack//Roots」はhackを知らない上にマッシーモアニメに食傷気味だった為、最初から見る気がありませんでした(しかし名曲OPは今も定番BGM)

ちなみにマッシーモアニメはその後もしっかり「エル・カザド」で騙されたため、もう見る気はありませんぞな。
by: になにな | 2014/05/25 21:16 | URL [編集] | page top↑
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●『.hack』シリーズ
一言メッセージに書かれている方もいますが、『.hack』シリーズでは、基本的に「ゲームの世界から戻れない」というのは作品の主題ではなかったと記憶しています。

あの作品における「ネットゲーム」とは、あくまで「仲間と交流するためのツール」であって、ゲームの世界で起きている事件を解決するために、「ゲームと現実、両方の世界を行き来し、さまざまな角度からアプローチしていく」というのが物語のメインだったかと。

その過程で「ゲームからログアウトできない」という現象も起きるのですが、あくまでストーリー上のイベントのひとつであって、主人公たちが被害にあうのは、それほど長い時間ではありません(サブキャラのなかには、主人公より早いタイミングで事件に巻き込まれ、長期間昏睡状態になっている者もいます)。

そして、その「ログアウトできない事態」が発生するのも、たいていの場合、主人公たちが事件の核心に迫った時期なので、主人公たちは多少戸惑いつつも、脱出方法を見つけるために即行動します。探索の手段は、現実世界の仲間とメールを通じて情報を交換したり、管理会社の人間と協力したりといろいろですが、とりあえず「メンテが入るまで、のんびり生活しようぜ」という流れにはならかったと思います。

その際、サブキャラのなかには、ログアウトできず混乱したプレイヤーたちを安心させるため、自警団を組織する動きもあったかと思いますが、そのあたりはSAOと同じですね。

そのようなわけで、『hack』シリーズの場合、「ゲーム内の主人公の活躍を描く」というより、「現実とゲームのギャップを楽しむ」という側面のほうが強い気がします(確か、ゲーム一作目で、現実世界とゲーム世界のキャラデザインを変えていたのも、そのための演出だったかと)。

個人的には、主人公にからむサブキャラたちが「ゲーム内では勝ち気で体育会系な女の子が、じつは現実世界では内気な文系タイプの女の子」とか、「いつも頼りになる兄貴キャラが、現実世界ではしがないフリーター」、「物知りでゲーム慣れしたロリっ娘キャラが、現実世界では主婦」だったりと、わりとリアリティを感じさせる造形になっていたのも面白かったです。
by: wataru | 2014/04/17 04:25 | URL [編集] | page top↑

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