帰還

月曜日に3日間の出張から戻ったものの、溜めこんだアニメの視聴消化が未だに追いつかない。

出張先だった杜の都仙台は2回目の訪問。
一度目は上野から青春18キップを使って山形まで行き、仙山線で仙台を通り越して松島へ。
観瀾亭でお抹茶をいただき、遊覧船に乗ってカモメのかっぱえびせん芸を見、朱塗りの橋を渡って観光を満喫後、仙台に戻って青葉城址を弾丸観光して、また18キップで帰ってくるという0泊2日の体力勝負だった。

さすがにもうそんな20年近く前のようにはいかないので、今回はやまびこを使う。
3日間の出張中、本番は真ん中の日曜日で、これは予想通りクソつまらず、夜は上司たちと飲み会に強制参加させられるという地獄のような一日であった。飲み代が1000円だった事と、始まりが早かったので終わりが8時半だったため、ホテルで半沢直樹を見ることができたことが救いだった。

有意義だったのは1日目、めちゃくちゃ楽しかったのは3日目である。
1日目は飯館村や小高区など福島の被災地を巡り、3日目は鳴子温泉まで足を伸ばし、温泉三昧を楽しんだのだ。

ボランティアにでも行かない限り、被災した方々の言葉を生で聞く機会はなかなかないと思うので、地震から原発事故で避難を強制されるまでの顛末、13メートル級の波が襲ってきた時の様子、現在の復興の状況と問題点、新たな街づくりへの前向きな取り組みなど、各地各町の様子を色々な当事者の方から聞く事ができて本当に有意義だった。

酪農家の方が、動物愛護団体が繋がれた家畜を「可哀想だから」という理由で無闇に野に放ったために、家や小屋をめちゃくちゃに破壊された事への怒りと共に、淡々と語った餓死した牛たちの死骸を片付ける時の無念は印象的だ。
避難勧告を受けた時、乳牛は餌をたくさん食べると乳が張って痛がり、絞ってやらないと苦しむからとほんの少ししか餌をやらなかったそうだ。津波はもちろん、地震の被害もほとんどなかったから、長くても数日で帰れるだろうと思っていたためだ。まさか少なくとも今から4年は帰れないとは思ってもみなかったそうだ。
置き去りにした牛たちは飢えて飢えて、ついには牛舎のぶっとい柱が細くひょろひょろになるまで齧りきり、死んでいたそうだ。

飯館村も小高区も車の通行は解禁されているが、一時的な帰宅のみしか許されず、未だ夜は宿泊できない。
飯館村はもはや畑のようになっている荒れ放題の田や、庭が茂ってしまっている家など、人がいない村というのはこうも薄ら寂しいものかと思わせる。小高区の海岸沿いなどは津波で損壊が激しい上に避難しなければならなかったので、未だに壊れた家がそのままだったり、持ち主のわからない車が野っ原や川岸にひっくり返っていたりする。
住民はいないが、あちこちに見えるのが除染作業員と、意外と多いのが水道管や道路の補修工事のための道路作業員。またこの日は土曜日だったのでやっていなかったが、郵便局や役所は平日開いているのだそうだ。

最後にこの日の空間線量はというと、飯館村が1.1、小高区が1.4で、一番高かったのは集合場所だった福島駅前の2.2マイクロシーベルトだったそうだ。

3日目は仙台駅前から高速バスに乗って鳴子温泉へ。高速道路を通行する大きなバスに乗客1人でタクシー気分。
鳴子温泉には1時間30分程度で到着し、駅まで歩いて荷物をロッカーにしまって「湯めぐりチケット」を購入。
これは6枚のシール型チケット(1200円)で、提携の旅館に必要枚数のシールを渡すことで外来入浴できるのだ。

鳴子温泉は源泉によって泉質が違うという非常にユニークな温泉だそうなので、私も「酸性」「中性」「弱アルカリ性」の3種類の湯に入る事にし、まずは早稲田桟敷湯へ。ここは早稲田の学生がボーリング実習を行い、見事掘り当てたという曰くつきの湯で、階段を下ったところが受付となっており、シールを2枚剥がして渡す。
タイヤ付ベンチのある脱衣所を抜けると吹き抜け天井の湯に出る。湯の花がまい散るお風呂はぬる湯と熱湯に分かれ、洗い場も広い上にボディシャンプーまであって快適であった。硫黄臭はさほど強くないように感じた。

その後、今度は共同浴場の「滝の湯」へ。ここはシール1枚でも入れるが、次に4枚使う予定なので外の券売機でチケットを買う。150円は東北では破格だと言う。
滝の湯はかなりの強酸泉で、浴槽はやはり2つあり、奥はなんと打たせ湯になっている。私は肌が強いので問題ないが、敏感肌や光線過敏症の人は剣山でチクチクされるとかいうあの感覚かもしれない。
ただしこの滝の湯、たたきから脱衣所までがほぼゼロメートルで、さらには浴室も窓が全開のため、のれんしかない入り口からは完全に丸見え状態である。

さすがに東京ほどは暑くないが、かといって太陽かんかん照りの中を歩けば汗をかく。
ほどよく湯に浸かり、汗を流し、水分をとった頃に昼になったので、「小花」さんでなめこそばをいただく。
でかいなめことたっぷりのおろしが水分を失った体にここちよく、温かい蕎麦湯を加えてつゆを飲み、塩分も補給。観光地の割りにお値段も手頃でおいしかった。

名にし負うこけしを売るみやげ物屋を見てまわり、お気に入りのこけしグッズをゲットしたあとは鳴子ホテルの弱アルカリ性湯へ。ここは大きなホテルだけあって設備が非常に整っているが、高台にある建物なのでフロントが5階、女性用大浴場は2階(男性は1階)という一歩間違えば迷子になりそうなつくりであった。(実際間違えた)
広い大浴場、2つの露天風呂、シャンプーやボディソープの充実、畳敷きの休憩場所がある脱衣場など、さすがシール4枚。弱アルカリ性の湯は弱酸性の肌を中和し、酸性の湯が肌の水分を奪って粉粉するのとは逆に、皮膚表面を溶かしてぬるりのあとつっぱらせる。アルカリ性の石鹸を使った後の肌に近い。

こうして3つのお風呂と古きよき温泉街を堪能した後、ぶらぶらと駅に向かって陸羽東線に乗車。
古川までの車内は心地よく冷えており、湯疲れしたためか気持ちよくうとうと。
古川では1時間以上新幹線まで時間があったが、駅ビルの模様替えがあるらしく店が軒並み閉店していて、スーパーとダイソーくらいしか行き場がない。ちょっと大通りに出てみたのだが店らしきものは喫茶店と「サンエトワール」の看板を掲げているものの、どうも東京などで見る「サンエトワール」とは違って見えるパン屋だけだった。
ぐるーっと廻ってまた駅に戻るだけだったので、スーパーで茶豆と笹かま、行っていないが白石のうーめんを買う。
神戸屋でラスクを買って(これがまためっちゃおいしかった!東京で買うより安いし!)コーヒーを飲みながら時間を潰し、やまびこに乗って帰還。

今回仙台であった音楽イベントと重なったらしく、ホテルが取りにくくて困った。
それでも非常に安く、しかもシングル申し込みだったのにダブルの部屋がとれ、飲み放題のコーヒーがあまりに美味しいのでわざわざ服に着替えてロビーまで入れに行くほどだった。
一応目的がビジネスなので駅に近いのが何よりもナイス。
肉は好きだが牛タンはさほど好きではないのでスルーしてしまったが、せっかく有名どころに来たのだから食べればよかったと後悔。上司どもとのつき合いがなければ…「じゃあお酒飲まないになになさんのために、牛タンにしよう」とか言ってたくせに、歩き疲れたからって手近な焼き鳥屋にするから…(いや、この焼き鳥屋も料理はめちゃめちゃおいしかったですけどね)

PICT1632.jpg可愛いこけしグッズ

背中の曲がったおじさんが袋に入れてくれたけど、その袋も包装紙を適当な大きさにカットしてセロテープで留めた手作りだったのが素朴。こけしのメモ帳はこれで200円だが、どれも可愛過ぎて選べず、全種類買ってきた。もうじき前の職場の人と女子会があるので彼女たちに選んでもらって残りを母と私で分けようと思う。
こけし付箋は一目惚れ。こけしにも鳴子や作並など地域によって少しずつ顔が違うのだそうだ。
マッチはラブリーな顔つき。全部に顔が描いてある箱入りマッチも買ってくればよかった!

一言投票所

有頂天家族(2013年7月開始)
▼今期トップの当たりだと個人的には思っているのですが、どうにもコメントしにくい作品です、これ。なんというか毎回毎回感想はあるんですけど、言葉にならないというか………ちょっと不思議な感覚です
私もこれは大当たり作品です。今回は淡々と、ただ淡々と偉大なる父との別れの顛末が描かれましたが、無論、父の死の原因を作ってしまった(と思われる)矢二郎を責める気になどなれず、むしろ私も人生の中で出会った、もう二度と会えない祖父母たちや父、今年初めの大切な愛犬との別れを思い出し、見ている間ずっとちりちりと胸が痛みました。会えないことが哀しいから泣くというのではなく、痛いのです。先生がおっしゃるように珍しく口数が少なかった矢三郎が感じていたのも、こんな痛みだったんじゃないかなと思いました。

ただのあほうなタヌキどもの話かと思わせておいて、こんな胸に沁みいるような不意打ちはあんまりです。けれど眼が離せない。絵柄の柔らかさも風景の描き込みもOPもEDも素晴らしい。毎回毎回楽しみで仕方がありません。

進撃の巨人(2013年4月開始)
▼すいません、ナナバさんの声優違いましたっ。これで性別確定です・・・かね?
ガセネタじゃないっすか!(笑)まぁでもこれでナナバさんは「女性」ということなんでしょうね。
思うにこの作者さんが描くキャラって、職務上は「私」という男性でも、普段の仲間内とかぶつぶつグチを呟く時などは「俺」とか「僕」と言い、逆に職務上も普段の会話でも「私」という人は女性のような気がします。
今回はユミル様もおられる女子のみエンドカードにハンジさんも紛れてたしね!

ドラマ「半沢直樹」
▼この作品ってたまにスパイものになりますよね(笑。金融庁が相手と聞いて「国税庁のオカマ、確か金融庁からの出向だったはず………」と予想したら本当にオカマ来て笑いましたw敵役とはいえ、あれだけ強烈なキャラが引き続き活躍してくれるのは嬉しいですねーww
大阪編が実に痛快で面白かったので、東京編はどうなるんだろうとちょっと危惧してましたけど、どうしてどうして、相変わらず面白かったですね!追い詰められた近藤を救うこともできたし、支店長への一撃はスカッとしました。ホテルの社長も善良な人間のようですし、賠償さんとの対決も楽しみです。そして何よりラスト、オカマの登場が劇的過ぎて笑いました。まさに今、月曜から土曜はあまちゃん、日曜は半沢というのがドラマ黄金比率です。

その他「信者」
▼私はハガレン好きですが別に信者ではないのですみませんでした。女性作家の描く少年漫画は全体的に苦手ですか?あと男性作家の少女マンガはどうですか?自分はどちらもあまり気になりません
ああ、すみません、あなた様が信者と決め付けたわけではありません。
かつてハガレン2期のアニメ最終回頃に、荒川作品について批判的なことを書いたらえらい目にあったものですから。
それまで「ファンのせいでその作者や作品まで嫌いになる」というのはピンと来なかったんですけど、この時はなんとなくわかった気がしました。

何度かブログにも書いていますが、「女性が描く少年漫画」は好きではありません。
敢えて泥臭い絵柄にしたり、動きの激しいバトルものに挑戦したりしても、なんとなく「真似事」をしているようで違和感が拭えず、「少年的な漫画が書きたいって気持ちもわかるけど、何も本当に少年誌に書かなくてもいいじゃん」と不満です。
男が描く少女漫画は、ジャンルによりますね。SFとか機械系、バトルものだと男の作者は強いですよね。
逆に変に繊細な絵柄で、愛だの恋だのブツブツやってるだけの空気漫画は読まないです。つかあんまり内容のないものは作者が男だろうが女だろうが読まないかも。

銀河機攻隊マジェスティックプリンス(2013年4月開始)
▼アサギとイズルの会話可愛かったです。大切な人に言い残すフラグは死亡フラグなので怖いですね・・・。あとラビッツのなかでスルガが一番ナイーブそうなので誰か相談にのってあげてくれないかなと思いました。願わくばEDの光が消えてしまわないように
可愛かったですね~♪イズルがあまりにイズルらしくてニヤニヤしてしまいました。ホント、苦労性のアサギはいいお兄ちゃんだ。
そういえば唯一母親の記憶…らしきものを持っているのもスルガでしたっけね。スルガポジションってどうしても扱いがぞんざいになりがちなので、確かにもうちょい気を遣って欲しいかも。ここのところ彼がいなきゃ勝てなかった戦いが続いてますしね。

▼全員同じ遺伝子・・・とは思いたくないですねぇ。イズルはまだしもケイ、アサギが可哀想です。同じ遺伝子使って欠陥がでたら大変なのでそのリスクを避けるために色々な遺伝子を使ってるんじゃないでしょうか。どの組み合わせが一番いいとか
5人の恋愛模様には興味がないのでそれはそれで構わんのですが、画一的な遺伝情報では確かにリスクもありますね。
そういえば物語上あまり重要視されてないけど、5人が記憶を取り戻すイベントやエピソードはないんでしょうかね。

2013/08/29 01:39 |日記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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