ライナスの毛布

私には正真正銘、「ライナスの毛布」がある。
黄色い小花柄のガーゼの毛布で、このガーゼの柔らかい毛羽立ちを唇に当てないと眠れなかったのだ。

もともと非常に寝つきの悪い子供で、快眠過ぎる今でもたま~にこの障害は現れる。
この8月にはなぜか2回も現れ、別荘から帰ってきた日は両日とも徹夜明けで仕事をすることになった。
疲れすぎたり、眠る前に読んだものや書いたもの(「書いたもの」の方が確率的には多い)で興奮状態になってしまうのか、なかなか眠りにつく事ができないのだ。

ガーゼ毛布は1歳の終わりか2歳頃から使っていたようだ。
毛布は洗うたびに痛んでしまい、破れて中身が出てきてしまう。痛んだところは毛玉交じりになって肌触り…ならぬ唇触りがよくないので、眠る前に満足のいく心地のいい部分を探すのも大切な仕事だった。

私は妹と年子だったから、生まれてすぐに母が再び妊婦となったため、どうしても普通の母親よりは制限が出てしまう。初めての子供を育てるだけでも大変なのに、出産後10ヶ月程度で再び妊婦に逆戻りだ。それは母もさぞや大変だっただろう。何しろ同じことをダブルでしなければならない双子より、成長速度の違う年子の方が母親がやる事が当然多岐にわたるためだ。

フロイト的分析による口唇期不安の典型は指しゃぶりだが、私の場合まさに「ライナスの毛布」だったのだろう。(ちなみに同じく年子の姉がいる環境で育つには困難が多かったのであろう、妹はこの「指しゃぶり」が出現した)

さてこのガーゼ毛布だが、ボロボロになるまで使い続け、幼稚園でも小学校でも使っていた。
必ずボロけてしまうので洗うのはイヤだと手放さないので、すっかり黒ずんでしまっても使っていた。

最終的にこの毛布はどうなったか。ボロボロになって捨てられた?どこかへ行ってしまった?
いいや。今も持っている。「トイ・ストーリー3」のレビューでも書いた、生まれたときから一緒にいるようなぬいぐるみの「おくるみ」になっているのだ。

さすがの私もガーゼ毛布がなくても眠れるようになった頃、母がこの毛布を手縫いでぬいぐるみのおくるみにしてくれた。今も実家にあるそれを時々取り出して日に当てながら、黒ずんでくたくたになったガーゼを唇に当ててみる。

無論、もはや子供の頃に得られたような安らぎはないが、このふたつが大好きで手放せなかった時代の自分を思い出す。そんな私の気持ちを慮り、大切なぬいぐるみのおくるみにして持たせてくれた母もすごいなーとしみじみ思うのだ。このぬいぐるみとおくるみは私が死ぬ時、必ず一緒に棺に入れてもらうつもりだ。

今でもタオルや衣服などの布物の「柔らかさ」は、手触りよりも唇触りで確かめてしまう。
また入眠しづらいときなどは布団の毛羽立ちを唇に当ててみたりもする(だから正直言うと布団の包布などは洗い立てやノリの利いたごわごわしたものより、しばらく洗っていないくたっとしたものが好きなのである)

まさに「三つ子の魂百まで」だなぁと思いながら、世のお母さんたちにはもし子供が何かを口に当てていたとしたら、それがよほど危険なものでない限りは厳しく叱らないでやって欲しいと思う。無心にその唇触りを楽しんでいたら、大らかに、そして多目にみてやってはくれまいか。

自分自身の状況を見るにつけ、恐らくそこまで深刻なものと捉える必要はないと思う。
中には病的なものもあるだろうが、それは母子関係がもっとヤバい状況の時だと思うので、恐らく今度は母親が子供のSOSに気づかないだろう。逆説的に言えば、子供の様々な行動に気づいている時点で、母親はちゃんと「子供を見ている」ことになる。子育てには多分、その「見ている」ことこそが大事だと思うのだ。

母親が「それでこの子が安心できるならいいじゃない」とゆったり構えていてくれると、子供は安心して成長できる。(さらにいえば、子育て中の母親がこのように健やかな精神でいられるには、父親が家庭環境を整える事が不可欠だ。経済的、精神的、そして子育てに参加するような身体的なヘルプがあれば、家庭は安泰だと思う)
そしてその子の成長が順調なら、自然にサヨナラできる時はくる。私自身、ある程度大きくなると、家では使っても人の家や宿泊にまで持っていく必要は徐々になくなっていった。だって恥ずかしいからだ。「恥ずかしい」と自覚するという事は、「もうこれは必要ないのだ」という準備期間に入っているということだろう。

子供を育てていない(ましてやゴキブリ並みに嫌い)なおまえに言われたくないわと思うだろうが、確かに私は母親にはなったことないけど、かつて子供はやってたもんでね。経験からの推測くらいはしたっていいだろう。

一言投票所

機動戦士ガンダムAGE(2011年10月開始)
●ゲームのバレが出回り、最終回までのあらすじがわかってきました。茶番でした。はい、どうしようもないです。ググってみてはいかがでしょうか。本当に呆れました
知ってた(笑)<どうしようもない

あー、なんか結局種(大量破壊兵器、友達が敵化、不要キャラの大量在庫セール、主人公種割れ無双)と00(正体不明の唐突なラスボス登場、視聴者にはよくわからないが対話で説得、全てを仕切っていた老害こそ全ての元凶、主人公トランザム無双)をまぜこぜにしたみたいな焼き直し的な終わりになるようだと2ch系の方々も絶望しているようですな。
ゲーム、そういやありましたね。去年AGEが始まった頃は「ゲーム?来年の夏?遠いな!」と思ってましたがもう一年経ったんだ。早いなぁ。半分くらい見てないけど。それで大正解だったなぁと今は思うけど。

その他「リスク分散」
●↓一昨年の尖閣諸島問題で、中国に工場が集中していて問題が起きたら困ると言った経済人がいました。ネットの反応は大体「前から中国だけに頼るのは危ないって言われてただろ。ちゃんとリスク分散しとけよ」という具合だったので、まあ知っても同じ感じになるんじゃないですか?
リスク分散は投資する側から見るとなかなか難しいでしょうがね。
私は尖閣諸島より、昨年のタイの洪水で仰天しました。
こんなにも技術流出してんのかと。人件費が高いからだけで片付く問題じゃないですよ。そらシャープも潰れるわ。
けどこれは本来努力家で勤勉なはずの日本人が、倫理と道徳を軽んじ、教育を蔑ろにした挙げ句、日本人の欠点でもある妬みと嫉み文化が招いた事態ですからね。バカに煽られて大企業を妬み、公務員を嫉んだ結果、全部が引き下がるという足の引っ張り合いをしたのは自分たちだと自覚してる人がほとんどいないのが恐ろしい。

麻生太郎元首相のアニメ産業保護はさほど突飛なことではなかったのかもしれないと思います。
人や金が動くだけならまだいいんです。問題は技術(技術力を支える全てのもの…ひいては何かを創造する能力や何かを生み出そうとするやる気までも)が流れ出て戻らない事が怖いんです。
それはもう明治時代以来、日本は存分に味わったじゃないですか。恐ろしいほどの勢いで失われたものが多いじゃないですか。滅び去った文化は絶滅動物と同じで戻らないんですよ。なぜそれがわからないのか。
あまつさえ「漢字は難しいからやめて全部ひらがなにしよう」などと言ってるバカは殺した方がいいよ、わりとマジに(笑)

その他「メイド・イン・チャイナ(他にもコリア、インドネシアチャイニーズタイペイ、など数パターンアリ)」
●本当に外国と戦争するには相手国との貿易停止、相手国からの自国資産回収が必須です。さて、初代ガンダムが放送された当時は製作はすべて国内で行われていたと思いますが、今ではもうアニメ製作は中国の手に一部頼っています。中韓に対して息巻いているアニおたの日本人でこの現実を知っている人はどれほどいるのかな
戦争って、また物騒な話から入りましたね(笑)

私など80年代で一旦オタクを完全卒業し、90年代をすっ飛ばして2003年のSEEDですから、浦島太郎どころじゃなかったです。
そもそもデジタルアニメに驚き、3文字作画のオンパレードに驚き、海外へのオタ文化の垂れ流しに驚き、声優の乱立に驚き…なのに、現場はとにかくキツいのに薄給で金にならない事は何も変わっていなかったんですね。
私より母がこの事に危機感を持っていて、日本のアニメ文化、オタク文化を守らないと、海外の気味の悪い「和食」と同じになると危惧してます。(こんな70代の母にアニメーター経験があると知って驚いたのはつい最近)

週刊少年ジャンプ 「銀魂」
●いえ、映画は新作らしいですよ。単行本で前から空知先生が「週刊連載に加えて別の仕事もぶっこまれた」と発言してましたが、映画のネームを切ってたそうで。今週のジャンプ告知を見た感じだと、やるやる詐欺してた白夜叉編かなーと。推測ですが。
続き→銀魂:あと、10月からのTV放送は「よりぬき」+「新作」だそうで。省エネ作画&予算を行いつつ長期の放送枠を確保したかったのかな、と。ジャンプアニメにしては変則的ですね。あ、でもエンドレスエイトはノーサンキューで。(杉田さん繋がり)

確かに映画HPにも「完全新作」と出てますね。ベイダー編の絵の荒れがひでーなと思ったらそれも影響してたのかも。
ただ白夜叉じゃないんじゃないかなーとは思いますが、どうでしょ。原作ですらやってないわけだし、何より空知はまだそこまで具体的に構想してない気がします(笑)どちらにせよ、情報解禁乞うご期待!ですね。楽しみ。

ナルトもワンピもストックに苦労しつつ終わらせずに頑張ってるのに、終わっちゃー復活してる銀魂は、テニプリと並んで確かに特異。リボーンやブリーチファンからしたら「うちもそのパターンにしてよ!」と思うかもですね。

男性声優人気投票

中村悠一
●ゆうきゃん大好き\(^o^)/
私にとっては東京エンカウントでいまや最も素顔がお馴染みの声優さんですけど、おっとりしてて優しそうですよね。ただその分怒るとむっちゃ怖そうだけど…

そういえば私、声優さんの普段の姿を想像する時、いつも「この人が彼女や奥さんと喧嘩したり、子供を叱る時は怖いかな?怖くないかな?」と考えてるなぁと今気づきました…なんでだろう?
ちなみに「怖いんじゃないか」系列は緑川とか子安、石田、小野塚、他にチーチさんとか。置鮎も怖いかもしんない。「そんなに怖くないんじゃないか」系列は杉田とか保志、鈴村とか宮野。あ、浪川とかもそうかも。
これ、根拠はないです、全く(笑)
「この人は仏の○○ですよ」「まさに鬼の××!」とか、ホントのところを知ってたら誰か教えて。

女性声優人気投票

花澤香菜
●花澤さんの声は天使すぎだっ!
撫子とかあげる人が多いんでしょうけど、この間の「しろくまカフェ」の、半田さんに萌えまくるメイメイはむっちゃ笑えました。いやぁ、ホント、あの花澤さんにこういう演技ができるようになるとはなぁ…

***更新***

映画視聴感想 アベンジャーズ UP
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