またまた朝日記

暑くて暑くてうだるような夏の日。
セーラー服を着た高校生がうたた寝から目覚めると、
そこは人気のない茶の間だった。丸いちゃぶ台や
柱時計、せみの声、風鈴。夏の暑さが迫ってくる。
人気のないその世界で、彼女は赤ん坊を見つける。
謎の赤ん坊を抱いて家に帰った彼女は、やがて
その赤ん坊が自分であり、母もまた自分だと知る…

…と、いうような不思議で不気味な話が大昔の
ファンロードに載っていて、印象に残っている。
太くて大胆な線で描かれた、その当時ですら
「少し昔」の日本と、夏の暑さが迫るような
作品だった。物語は永遠に続く事を予感させる
時間軸に閉じ込められた恐怖がしみじみ伝わり、
なかなかの才能だなーと思った覚えがある。

ある程度の知識のあるローディストなら、
この雰囲気から作者は「『蟲師』の人?」と
思うかもしれないが、この作品は「神威」、
すなわち現在の「おかざき真里」の
アマチュア時代の作品である。
(ちなみに漆原友紀は私のローディスト時代とは
重なっていないので、全く知らない)

実はおかざきさんになってからは一度も作品を
読んだ事がないのだが、ながいけんや楠桂などを
輩出したファンロードの中では私の注目株だった。

夏の日、陽炎の立つ道の向こうに見える水溜りを
追いかけても追いかけても捕まえる事はできない。
確か「逃げ水」というタイトルだったと思うのだが…

いかんせん25年くらい前のことなので記憶が曖昧みー

一言投票所

映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
★インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアといえば、トム・クルーズのイメージが全然違ってビックリしたな
私も実は、あの映画でトム・クルーズを見直しました。
それまでは「トップガン」でスターダムにのし上がった
貪欲な若僧くらいにしか思ってなかったんですけど、
この作品を見て「トムさん、意外といい俳優かも」と
思いなおしました。それくらいレスタトはハマってた。

そりゃアン・ライスも謝罪しますよね。
(作者がはじめすごくトムさんを嫌がっていたと聞いて
『どれ、じゃ、見てみるか』と心に留めておいたのです)

「相変わらず辛気臭い奴だ」と笑うレスタト。
火傷を負わされて退場したかと思いきや、ガンズの歌に
乗せてまさかの復活をした楽しそうなトムさんを見て、
はからずもスカッとしてしまいました。やるな!

耽美で背徳的な映像美の中、キルスティン・ダンストも
もちろんですが男たちが非常にコケティッシュで美しい。
これで同じく若くて綺麗だったリヴァー・フェニックスが
出てたらと思うと、なんとも惜しいですね。

★インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアは面白かったですね。ただバンデラスはミス・キャストじゃないかと・・・ヴァンパイアものでしたら「ぼくのエリ 200歳の少女」がお勧めです。つづく
趣味の悪い邦題をつけられていますが(泣)、恐ろしく切なくエロティックで雰囲気のある映画です。ハリウッドのリメイク版でなくオリジナルで是非

今はほとんど買いませんが、90年代までは
見た映画のパンフレットは全て買っていたので、
トムさんが表紙のパンフ、今も持ってますね~

あれは耽美で不気味で面白かったです。
出世作の「リバー・ランズ・スルー・イット」以外では
せいぜい「ファイトクラブ」くらいしかいいものがない
(それだってエドワード・ノートンに随分助けられてるぞ!)
ブラッド・ピットが若くて美しい絶頂の時に撮っただけあり、
それだけでも後世に残りますよ。これから生まれてくる予定の
お嬢さんたちは、「え、ブラピってこんなに綺麗だったの?」
と驚く事でしょう(汚い役ばっかりやると後々こうなるよ!)

男も女も、綺麗なら綺麗に撮ってもらうべきです。
男優はこれを嫌がる傾向がありますけど、人間、綺麗な
時期なんかホントにビックリするくらい短いんだから!
そう思うと「個性派」とか「野獣系」とか「ブス系」
「オバン系」は、活躍は地味だけど息は長いですよね。

バンデラスはそれほどミス・キャストとは思いませんでした。
むしろ耽美で綺麗な中に墨汁をボタリと垂らしたような、
そのくせ高位にあり、審判者でもあるという理不尽さが
彼の暑苦しい泥臭さに見合っていたような気がします。

「ぼくのエリ」はあれですよね、ヴァンパイアの
少女に恋する少年の話。見たいんですよね~、これ。
機会があればよいのですが。

邦題もセンスがいいものは原題以上なんですけどね。
「狼の血族」なんて題名、まさに傑作ですよね。
(原題はThe Company of Wolves)

機動戦士ガンダムシリーズ(Ζ、ΖΖ、G 他)「ターンA」
★キエルさんが覆したから建国されず、すなわち戦争にならずに済んでいる。だが現場で命張ってる部下たちは面白いはずもなく反発、ミリシャはテロでビビッたと思って調子に乗る。でも火種は増えるばかり
宣言でのドラマティックな見せ場だけでなく、
政治的な混乱も描きつつ、そこから少し離れ、
でも戦いに巻き込まれてしまうロランをちゃんと
主人公ポジションで描けている。そういう描写も
うまいですよねー、やっぱり。結構アッサリさくさく
進んじゃって無駄はないのに、流れがわかるという。

00にしても種にしてもこういう「全体的な視野」で
物語を見せてくれない。主人公の周りでだけ事件が起き、
しかも人間ドラマも薄っぺらくてあまり面白くない…
ウィル・ゲノムさんの腕だけが見えてるシーンなんか
ゾクゾクですよ。かといって、エウレカで血まみれの
ちぎれた腕を見た時のような「その描写はこの作品の
カラーには合わなくねーか?」というちぐはぐ感はない。
「ターンA」の世界観にマッチしてるんですよ、あの程度が。

ホント、人間的に禿御大は昔から嫌いなんですけど、
才能はやはり眼を見張るものがあるなー、あの人は。

2011/06/08 06:39 |日記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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