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2009/11/03 (Tue)  23:47

閉ざされたるーみっく・わーるど

高橋留美子という漫画家がいる。

彼女が「女子大生『少年』漫画家」としてメディアに
取り上げられた頃から知っているが(とはいえそれも
先に知ったのは元某出版社勤めだった母だったが)
やがて「うる星やつら」でそれまでは笑いといえば
ギャグが主流だった漫画界に「コメディ」という分野、
それも「女性に不快感を与えないほどほどのエロ」を
取り入れて描くという新たな分野を開拓したのも恐らく
彼女であろうと思う。あだち充のような作者もいるので
元々ラブコメは前からあったと言われても、男女関係なく
読める洗練された形で確立したのはやはり彼女だと思う。
(同時に少年漫画分野への女流漫画家の進出を許した
きっかけも彼女であろうと思う。)

昨今のぬるい「萌え~」など比べようもない、アニメと
原作どちらがいいかで殺しあうんじゃねーかコイツらと
思うほどの白熱したオタがいた「うる星やつら」といい、
五代くんに自分を重ね合わせては響子さんは女神か
悪女かを本気で論じ合っていた「めぞん一刻」といい、
もはやファンの好むレールを外れることを許さなかった
「らんま1/2」といい、路線を少し変えたはいいが収集を
つけるまで果てしなく長い道を歩んだ「犬夜叉」といい、
とにかく彼女を支えるファンの力にはいつもビビらされる。

私自身、高橋留美子は稀有な才能を持っている
漫画家だと思っている。サラリとした独特の画風で
動きのある絵が描けることはもちろん、ストーリー
テリングが実にうまい。多くの人が指摘するように
有名どころの長編よりも短編や単発シリーズに
その才能は顕著に現れている。

一番の問題は、そんな彼女の才能が完全に
花開くことなく終わるであろうということである。
彼女にはもっと自由に描きたいものがあるのでは
ないかと思うし、もっと様々な可能性を探って色々な
作風にチャレンジすべきだとも思う。若い頃なら尚更、
試してみたいこと、試させてみたいことがあった気がする。

けれどそれは許されなかった。
彼女を支えているファンが求めるものが、いつまでも
「うる星」であり「めぞん」であり「らんま」であり「犬夜叉」
である限り、彼女はそのファンが望むレールを外れることは
絶対にせず、彼らの期待を裏切ることがない。いつでも
優等生的であり、ある意味冒険をしない人である。

彼女のファンは彼女を支配してしまっていると思う。
彼女が新しいものに挑戦したくてもできないのか、
もともと別にそんなにしんどい思いをしてまで
長年のファンにブーイングされるような作品は
描きたくないと思っているのかは知る由もないが、
少なくともどう見ても才能があると思える人が、
どう見てもそれを100%生かせていないと
感じるのは非常にもったいないと思う。

彼女の才能を誰よりも知りながらいつまでもサンデーに
縛り付けている編集部も明らかに悪いと思うのだが、
ファンが望み、彼女自身もこの「安定路線」を心から
望んでいるなら、この両者の形は誰がどう見ても
甘い蜜月であり理想的なので何人にも壊せない。

けれど私はもっと彼女には色々な作品に挑戦して
もらいたかった。日常の中に潜む笑いやペーソスを
描くのもうまいと思うし、伝奇ものや恐怖ものもうまい。
元々はSFが多かったし、こうした女性作家としては
珍しい幅の広さは、女流手塚治虫になれたのでは
ないかと思うほどである。幅の広さでは女性漫画家に
結構先人もいるが(萩尾望都や竹宮恵子など)クセが
強すぎて万人には受けないので、彼女の男女問わない
絵柄や作風はうってつけだと思えたのだが……残念だ。

長期連載を続けるうちに彼女も齢を重ねて既に50過ぎ。
このまま同じ路線を続ければ才能の枯渇は時間の問題。

固定ファンが支える漫画家として最強の怪物ではないかと
思う反面、そのファンが才能の目を摘み、潰してしまった
漫画家ではないかと、私は長年心ひそかに惜しんでいる。

***更新***

映画視聴感想
グローリー・ロード & ダンテズ・ピーク & オープン・シーズン UP
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2009/11/03 (Tue)  01:10

まとめてレビュってみた

今回のシンケンジャーは私的にはいまひとつだった。
いくらことはが天然キャラでも、すし屋の源太に
「カレーが食べたい」はなかろうと思うのだ。
黄色がカレーなのはキレンジャーからの伝統と
言えども、そこでカレーはないだろうと思うのだ。

しかもそれが騒動の源となってしまい、
ことはも一応「ごめん、うちのせいで…」とは
言っていたけど、どうもそれ自体が納得いかん。
ことはのキャラがかなり雑に扱われた感じがして、
靖子にゃんにしては珍しい…と思ったら大和屋かい!

源太のことだから、いちゃもんつけてきたヤツに
意地を張り、カレーを作ってみたらおいしかった、
という「起」でもよかった気がする。またはその
いちゃもんにことはが余計な一言を言ってしまい
引っ込みがつかなくなった、でもいいだろうに。

なんかねーちょっとねー構成がねー腑に落ちんー

Wは毎年恒例の駅伝で休みだったけど、
去年は駅伝やゴルフで休みになるたびに
「今日のキバは面白かった!」とアンチスレが
(変な方向に)盛り上がって笑えたな。

去年のキバが楽しかったのは終わってからの
アンチスレだったかも。電王もディケイドもWも、
アンチスレどころか好き好きスレすら覗いたこと
ないのに、キバはどっちも覗きに行き、それがまた
楽しかったんだよね。いちゃもんにも愛があったよ。
今思えば屈折しつつも結構楽しんでたのか?キバ。
(井上作品ってそういう打たれ強さはあるよね確かに)

「ハガレン」はリザ・ホークアイの過去と凄惨を極めた
イシュバール殲滅戦の実態について。またまた鋼の
チンタラモード、入りまーす的な。アニメはそれでも
スピードアップしてるとは思うが、原作!!せめて
4~5月号くらいまでにはちゃんと完結しろよなー

「青い文学」はどうなの、あれは…
いや、まぁ原作どおりっちゃそうだと言えるんだが、
アニメならではの解釈といえばそうとも言えるし…
むーむーむー、なんとも後味悪ぅ。原作もそうだから
仕方がないとはいえ…う~む、後味悪ぅ。胸糞悪ぅ。

「テガミバチ」はやっぱニッチが可愛いなー
ニッチの中の人もまだあまり馴染みがないけど、
人外っぽさと可愛さが混ざり合ってていい感じ。

この「テガミバチ」も「クレイモア」と同じく、絵が
きれいっぽいので原作を読もうとすると、なんだか
非常に読みづらくてギブアップしてしまう作品だ。
だからクレイモアがそうだったようにアニメの方が
見やすい。スガシカオのOPも今期1,2位を争うデキ。

「戦う司書」は6話目にして案の定落ちた。
前回でひとつの話が完結したと思ったら気が抜けた…

「DTB2」は久々に留学生モードの黒が現れたり、
ビシバシ殴るスパルタ教育で蘇芳を鍛えつつも
小休止。その間に霧原が警察を辞めて三人組の
組織に加入。銀のように笑うジュライが可愛い。

そういえば先日、ツレに「DTB」について一期では
こうだと色々と説明してやったら、何を血迷ったか
1期の一気見を敢行していた(シャレではない)
改めて見ると複雑で難しいが面白いと言っていた。
ただし実際に面白くなるのはEPRが出てきてから。
もちろん私もそれにはまったく異論がない。

「空中ブランコ」は強迫嘔吐症っだった。
福井っちが説明してたように、私も小さい頃は
自家中毒だったので強迫観念の大波が襲ってくる
感じはわからなくはないが、反面、いかにそれらを
撃退するかも知ってるからなぁ…ま、頑張ってくれ。

今回は実は「鷹の爪」より「コフィーちゃん」に
笑ってしまった。安土ジョーて!墓石徹て!!
鷹の爪は本編よりCMのくたびれきったデラックス
ファイターに笑ってしまった。アンタ、顔、顔!!!

一方「サンレッド」はつぶやきシロー再び。セミの
脱皮云々(でも俺正確にはセミじゃないけどネ)
のやり取りに笑ってしまった。本部すげぇー

まとめてアニメのレビューを書いてみた。
しかしマジでちゃんとレビューしてくれる
レビューサイトが少なくなって寂しいわ…
レビューブログはそれなりにあるんだろうけど、
ブログは「書きやすいけど読みづらい」からなぁ。

あともう前々からだったとはいえ、SEEDサイトも
どんどなくなっていく。イラストの人は大体いきなり
閉鎖して、自分の足跡を一切消しちゃう場合が多い。
のめってた時期を「汚点」とでも思うのだろうか…
でもこっちはまぁ…いや、やっぱちょっと寂しい。
なんだかんだ言っても好きだからさ、SEED。

***更新***

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