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2008/09/27 (Sat)  15:30

超変身!

「だから…見ててください、俺の変身」(五代雄介)

最終回、全ての戦いに決着をつけた五代くんは冒険の旅へ。

クウガ、全49話視聴終了。
最初、既に黒い戦士になって戦ったのに敗れたという
47話の冒頭のシーンの意味がわからなくて、皆に長々と
お別れを言って廻る五代くんの行動に首を傾げてしまった。

最終決戦は48話で、50話には一切のバトルシーンはなし。
(ちなみに雨のシーンばかりの47話にもバトルはほとんどなかった)
ははぁ、これは怒る人は怒ったかもしれないね、確かに。
私は五代くんと五代くんの戦う気持ちを支えた人々に
スポットを当てたということで理解してあげたいけど、
でもさすがに最終決戦はあれはちょっとダメじゃないか。

凄まじき戦士となっても人の心、優しい心を失わなかった
五代くんの内面を映し出すためにはしらふでのバトル
必要だったのかもしれないけど、ラストくらいはやはり
仮面ライダーのバトルで締めて欲しかった気はするな。
(ライダーバトルが少なすぎるとまでは思わないけど、
最後くらいはねって事で矛盾してないと思うんだが)

一条とバラのタトゥーが入った美女バルバの因縁も決着。
リントの戦士として認めた一条に神経断裂弾を撃ちこまれ、
また会いたいものだと呟いてバルバは海に沈んでいった。
でも一条さん、そりゃ人外も人外だけどさ、一応女性だし、
無防備な後ろから撃つってのは…男としてどうなのさ?

最終回は3ヵ月後の後日談で、「皆が笑顔でいられる世界」
取り戻されたという象徴の青空が何度も映し出され、五代くんが
「僕は青空になる」のフルコーラスをBGMにキューバの海岸を
穏やかな表情で歩いて締める。もしかしたらたとえ敵だろうが
相手を拳で殴るなんていやだと言っていた五代くんにとっては、
長く苦しい凄絶な戦いの傷はまだ深くて、彼自身の本当の
笑顔を取り戻せてはいないんだということなのかもしれない。
(だからこそ旅に出なければならなかったという事だろうし)

結局この話って、グロンギという存在は「力に溺れたリントが
行き着く先」
であるとして描きたかったのかな?

古代、戦いそのものも相手を殺す事も「知らなかった」無垢なリントが、
いまや強力な武器を持ち、傷つけ、時には殺してしまう「現代の姿」を
見れば、グロンギが「リントも変わったな」と言うのも当然というもの。

強いから偉いとか正しいとか、ただ強ければ弱い者を踏みにじっても
いいとか、そんな事はないんだと教えながら、社会では実際に弱者が
痛い目を見ているという皮肉もこめられてるんだろうか。

その割には「被害者」にスポットを当てないのはちょっと残念。
まぁ仮面ライダーだけでなく、特撮は全般的にその傾向があるけどね。

あとグロンギの被害者数はホントにものすごいものがあると思うのに、
社会的不安があまり描かれず、世間の人たちも普通に街を歩いてて
緊張感が感じられなかった。保育園なんかでは「○○くん、先週で
やめちゃったの。親御さんが心配だからって」なんて会話を入れても
よかったろうに。このへんのちょっとした違和感は、リアル感を求める
姿勢として後継の平成ライダーに引き継がれたのかもしれないね。

それにゲゲルってのはフィクションだからといってゲームばっかり
やってると現実と虚構の区別がつかなくなるよ、みたいな警告かな。
グロンギがゲゲルで何を求めるのかと問いかける人がいたとしたら、
「じゃあなんで皆はゲームをやるの?」と聞かれた時の答えと同じと
気づくだろう。ゲームなんかただ「おもしろい」からってだけだもんね。
他の、どんな事をやる以上に明確な理由なんかないもんな、ゲームは。

「どうしたの?もっと強くなって、僕を笑顔にしてよ」(ン・ダグバ・ゼバ)

最後の方でいつも笑っているダグバが出てきたのは、
五代くんが守ろうとしたみんなの笑顔と、グロンギの
自分勝手で自己満足な笑顔は違うものなんだという
意味なんだろう…けど、そういうのももっとわかりやすく
出ればよかったかも。グロンギが意外と友好的な顔を
してるとかそういう方が不気味だったよね(もちろん仮にも
子供番組なのにそんなパラドックスができるはずないけど)

蝶野の決着もつき、47話では霧島拓も達筆な「希望」で
元気を取り戻した事がわかり、一条は再び長野へと戻る。
榎田と息子が「明日ディズニーランドに行く」ことと、ジャンが
「明日ディズニーランドに行く」ことがちゃんとリンクしていると
それぞれ別の場所でわかるというのはなかなか憎い演出だ。

奈々はオーディションに合格、やっと4号が誰だったのかを
知ったおやっさんの本名が「飾 玉三郎」だったと判明したり、
一方でゴオラムが崩れ落ちなかったのは、五代くんが
凄まじき戦士としての心を失わなかったからと意味づけ、
さりげなく「クウガはまだ続くかも…?」という雰囲気を
におわせつつも、今回は物語がひとまず完結したと
いえるラストだったんじゃないかな。

脚本家が遅筆を謝ったり、ぐるぐる廻ったりヒキが多い石田監督、
スローモーションを多用する渡辺監督、コントラストの長石監督、
わけのわからない擬音でアクションを盛り上げる金田監督など、
それぞれの特色をデジカメ撮影した幻の50話「乙彼」も楽しかった。
劇場版ねぇ…クウガとしてはもう絶対ありえないだろうなぁ…

いや、うん、すごく面白かった。十分満足だよ。
クウガはホントに見たかったから、念願かなってよかった。
う~ん、楽しい時間をもらえたので、私も幸せで笑顔になるよ。

またね、五代くん(^ー^)b
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2008/09/27 (Sat)  12:55

頂・上・疾・走

そうだよ…でも、だからこそ現実にしたいじゃない。

「ホントは、きれい事がいいんだもん」(五代雄介)

これ(拳)でしかやり取りできないなんて、哀しすぎるから。

平日はなかなか視聴が進まないのでストレスが溜まったけど、
いよいよ毎日楽しんできたクウガも残すところ3話になった。
先が見たい、決着を知りたい、でも終わるのは寂しい…
こういう気持ちは大好きな龍騎を見ていた時と全く同じ。
そしてリアルタイムで電王を見ていた時とも全く同じ。
面白い作品というのは独特の牽引力があるなぁ。

前回日記に書いた33話がちょうど区切りだったらしく、
なんと34話からはOPED共に歌詞がBパート仕様に!
(それならなぜ映像だけは27話から変わったのだ…)

私は70年代アニメで育ったババァ世代なので、
OPやEDがコロコロ変わるのって実は好きじゃない。
だから気分を変えたかったら本来AパートとBパートを
変えればいいと思っているのでこれは大変嬉しい変更。
(龍騎も変わらなかったし、電王も歌い手が変わっただけで
基本は「いーじゃんいーじゃんすげーじゃん!」だったしね)

高校生ばかりを狙うという恐ろしい34、35話のラストでは
珍しくクウガの怒りの大ラッシュが見られたんだけど、
それを見て一条が驚くとか五代くん自身が戦慄するとか
何らかの表現があると思ったけど何もなくてビックリした。

えええええ、あれだけ闇の戦士の伏線が出てるのに
なぜそこに触れないんだと思ったら、後でちゃんと
心のコントロールの話が出てきたのでホッとした。
今後の最終話にこの辺が関わるのは当然だろう。
つかどう見てもかかわらなけばおかしい。

他にもずっと前にジャンが榎田に渡していたペーパークラフトの本とか、
榎田と息子の関係など回収されていく伏線があるかと思うと、初めは
一条が好きで猛烈アタックしてた婦警とか、桜子にアタックした椿とか、
今思えばどーでもいいような話(伏線ですらない?)も多かった。

あと、電王でもあまりなかったし(龍騎は多少あったか)、今のキバでは
もはや皆無とも言っていい「チビッコを絡める話」が多いのは、TVシリーズ
久々の仮面ライダー、しかもドラマはパパママ世代の大人向けであると
しながらも、やっぱり購買層の子供にも媚びなきゃいけないからだろう。

後半はあれだけ派手にやってた流血とか被害者の死に様をモロに映す
シーンがほとんどなくなってきたし(ゴウマが殺されるところだけは暗い
森の中で怖い雰囲気がよく出てたと思うけどね)そういうのも子供のために
ソフトな表現に変えていった結果なんだろう。グロンギの派手な爆発も、
きっとアギトの途中で起きた9.11以降は自粛傾向になったんじゃないかな。

まぁ子供たちのケンカとクウガの戦い(手を差し伸べるどころか会話も
ほとんどない)や、奈々が抱いたという憎しみが話し合いでどうやって
解消されたのかとか、家出少年の話は何が言いたかったのかなぁとか
(自分の居場所はどこにでもあるとか、満足するのは結局自分自身の
気の持ちようって事なんかな)子供ネタは結構あったあけど、あんまり
うまく使えてないような気はしたよ(そもそも私がガキ嫌いなせいかもしれないけど)

物語が緊迫してきて、ゴウマの暴走、ゼロ号のグロンギ大虐殺や
一条にカウンターを壊されたためにゲゲルを台無しにされたと怒った
ガドルがドルドに戦いを挑んだりと、グロンギ同士が戦う事が多くて、
噂に聞くクウガのバトルが出ない回も結構増えてきた。

仮面ライダーなのに仮面ライダーが戦わないなんて!!

…と、私がギャーギャー怒ると思ったら大間違い。
そんなステレオタイプな事は申しませんよ。

別に面白ければかまわん。むしろつまらない時こそそう怒ると思う。
だってつまらない時はくだらない三角関係とか1人のキャラだけが
スーパークソ強いだけとか、設定の矛盾があまりにも多すぎとか
キャラが豹変したりそれらしい行動を取らなくてストレスを感じ、
アホらしいドラマに振り回されてイラつくより、バトルの方が
ずっと見ごたえあるんだもん。やっつければ爽快だしね。

気づいたら「そういえばバトルなかったなー」くらいで十分。
それだけドラマに見入っているということなので私は気にしない。

ところで電王・龍騎に続いての一年ものの視聴だけど、クウガは
役者たちの髪形がえらいコロコロ変わるな!繋ぎは悪くないけど、
オダジョーなんか夏の初めから髪を伸ばし始めたから別人のようだ。
ジャンもサッパリヘアからウザったヘアに変わったし、婦警もストレートの
ロングからセミロングに変わったし、桜子さんは見事なホームベース顔と
デコ出しのおかげでまるで西川史子センセイみたいな雰囲気だったのに、
いきなり前髪パッツンにしたらめっちゃ可愛くなった。あんたバカだね~、
最初からそれにしとけばよかったのに~!(残り5話で変化してどうする)

それと、これまた出てきたケバケバな時よりずっと美しくなってきた
バルバを見るたびに思う。私、キバの真夜もこういうキャラだといいと
思ってたわ。ミステリアスで妖艶で思わせぶりに一条とだけ絡むって、
まさしく「謎の美女」の役割そのままだよね。決着はどうつけるんかな。

ちなみに45話あたりからは実はリアルタイムで見た記憶もほんの少し
残ってて、倒れてる五代くんとか爆発シーンとか断片的に覚えてる。
46.5の「初夢」は2001年の正月に(全部じゃないけど)見た覚えがあって、
総集編の合間にお正月らしい晴れ着姿のヒロインズが挨拶に来て、
いつも五代くんが寝転んでるエンディングとはちょっと違った皆で
楽しそうに遊んでる感じのエンディングが流れたりしたんだよね。
とはいえラストのポレポレわいわいがグロンギの皆さんだった事を
今回初めて知ったよ。メ組の皆さんはもはや懐かしくなってるなぁ。

2000年末には「仮面ライダークウガってのがどうもすごいらしい」とか、
「オダギリジョーという全カタカナの変わったヤツが主役らしい」という
噂が完全にアニメ離れして一般人化していた私の耳にも入ってたし、
職場に子供を持ってる人や特撮が好きな人がいたので話のタネに
見てみたんだった。2000年問題真っ盛りの世紀末だったよねぇまさに。

警察の皆さんにもすっかり4号=五代くんとバレまくったクライマックス、
素っ頓狂な呼びかけとか、暗いムードを吹き飛ばす「大丈夫!」の
サムズアップとか、五代くんが場を和ますシーンは多いんだけども、
このおちゃらけって龍騎の城戸くんもめっちゃやりそうなんだよね。

ただしオダジョーと違ってそんなことしたらすぐにでも

叩 き 出 さ れ そ う なのが

城戸くんなんだが。うん、なんだろうこれは。人徳の差か?

さて、そんな仮面ライダークウガも残すところあと3話。
ゆっくりじっくり楽しもう。