犬 猫 ヒヨコ

Parallel Universeの更新日記がまたしても全くダメ。
つか9月に大規模な鯖落ちした時はそれでもサポート掲示板の方は
稼動してたので、他のユーザーがどんな状況か把握できたのに、
今は全くダメだ。状況はどうしようもなく悪い。ログ吹っ飛ぶかも。

ヒヨコを忘れる私だが、今でも隙あらばヒヨコは飼いたい。
私は犬が大好きで猫も好き、そしてもちろん鳥も好きである。
ケモノ・ハネモノに比べるとウロコモノはそれほど好きではないが、
決して嫌いというわけではないので飼えば愛着が湧くに違いない。
虫は正直苦手なものが多いが、蝶やテントウムシ、トンボや
バッタなどの害虫ではない採集向き定番昆虫なら大丈夫だ。

そもそも都会の子供なので庭がない家にいた頃は犬が飼えず、
もっぱらカタツムリやヤドカリやザリガニを可愛がっていた。
ハムスターはもうちょっとデカくてねずみ色でドタドタと
騒がしい本物が天井裏にいたせいもあって飼わなかったが、
都会では定番のペットであろう鳥も飼ったものに含まれる。

しかし飼った事がある鳥はなぜかニワトリのみだ。
普通は飼うであろうインコや文鳥は飼った事がない。
やたら庭の広い家に引越してから、真っ先に飼ったのは犬。
そしてその次に飼ったのが近頃は街でとんと見かけなくなった
「鳥屋」さんで買った、丈夫そうで元気なヒヨコだった。

よく知られていると思うが、ニワトリというのは非常に凶暴な生物である。
シャレにならない。それでも自分のニワトリなら何とかできると思うが、
クセのわからないよそさまのニワトリとタイマンになったら絶対負ける。

また、ニワトリはメスと言われてオスの3倍の値段で買っても、
なぜか育つとオンドリに性転換してしまう不思議な生物でもある。
あんたそれ明らかにだまされてますよ!

ヒヨコは弱いので結構育てるのが大変である。
寝る時は湯たんぽを入れ、綿や紙で一杯にして寒くないようにする。
不潔にならないように毎日掃除し、餌も水も当然自分で用意する。
キャベツや青菜を刻んで飼料に混ぜ、猫が襲ってこないように
眼を光らせつつ庭でミミズを食べさせる。私はニワトリの餌づくりで
千切りやみじん切りを覚えたものだ。人間のものは動物に使っては
いけないと母に言われ、切りづらくなった包丁とプラスティックの
まな板がニワトリ用に与えられた。当然母は全て子供に任せて、
一切手を出さず、私たちもそれが当然の事だと思って世話をした。

鳴き声がピヨピヨからコケコケになる頃、彼は可愛いヒヨコから
恐るべきニワトリとなり、それまでの私が走れば追いかけてくる仲も
ミミズやコオロギを食わせて育ててやった恩もすべて忘れてしまった…

まず誰もが恐れて近づかない彼の小屋を唯一掃除してやる私のことを
ためらいもなく攻撃してくる。くちばしで人の足の甲を啄ばんだまま
飛ぼうとするニワトリ。痛いなんてものではない。足は血まみれである。
従ってニワトリ小屋の掃除をするときはジーンズにスニーカーで足を
守る事から始まる。間違っても短パンにビーサンなどでは血の雨が降る。

彼が放たれると誰も庭には出てこない。遠くに餌をまいて誘導している間に
急いで小屋を掃除したりして世話をする私と、鎖に繋がれて逃げようがない
犬が残され、私は運が悪いとニワトリに追いかけまわされ、犬はなぜか隣で
砂浴びをする彼が蹴り上げる砂を全部ぶっかけられてトホホな顔をしていた。

我が家の最強生物だった彼はなぜか白くならなかった。
背が高く、トサカも赤く立派で、体全体が濃いクリーム色をしていた。
首の辺りは特に黄色く、それがまた彼の猛々しさを際立たせていた。
猫に無責任に餌付けする人がいたために野良猫通りになっていた我が家で、
(犬はおっとりした性質だったのでちっとも猫を追い払わなかった)猫から庇って
育ててやった彼が、通りがかった猫に向かってハネを広げてどどどと
突進して追い払う姿を見て、うむ、もう教える事は何もないと弟子を
見送る師匠の気分だった。ただ猫が逃げるもんだからもてあました
エネルギーをこちらに向けてくるのには困ったものだったが。

また彼は大変な泣き虫…ならぬ啼きニワトリだった。
昼夜問わず、たとえ真夜中だろうがコケッコッコーと啼いた。
うちからは何ブロックも離れた友人から、「うちの近所には朝だろうが
夜だろうが啼いてるバカなニワトリがいる」と聞き、そりゃうちのだと
真っ青になったこともある。父など夜明けに寝ようとしたらいきなり
啼かれ、うるさいとニワトリ小屋をほうきで突っつきまわしていた。
(もちろんそれを知った私にこっぴどく叱られたのでやめたが)

そんな彼が鬼籍に入ってもう幾星霜が過ぎた。
ある朝彼は倒れていて、もう二度と動かなかった。
2,3日前から少し大人しいなと思っていたのだが、餌も食べ、
威嚇もしていたのでそれほど心配はしなかったのだが、
いつの間にか彼のものになってしまった立派な犬小屋の
真ん中で、彼はパタリと倒れていた。
太くて立派な足は硬くなり、羽もパサパサになっていた。

父が彼を運び出してくれたので、私は庭の大きな木の根元に
深い穴を掘って彼を埋めた。
誇り高い彼が間違っても何者かに掘り出されたりしないように、
静かに眠れるように深く深く穴を掘って、自分で中に入れた。

涙は出なかったが、いなくなった事は哀しかったし寂しかった。
もうつつきまわされる事もない代わりに、彼を抱く事も出来ない。
ピヨピヨ啼いてくっついてきた彼を思い出…すには、
凶暴なニワトリ時代が長い上にあまりに強烈過ぎたけれど、
それでも可愛がっていた動物の死はとても哀しい。

「あの凶暴で恐ろしいニワトリを抱っこできたのはあんただけだ」
と何年経っても親戚中から変人扱いされるが、
抱き上げた時の硬く締まった立派な体と、羽の下にある
思いがけず柔らかくぽわぽわした羽毛が、今はとても懐かしい。

哀しいけれど、子供時代に体験した事は宝物のような財産だ。
子供には命を育てさせるべきだ。そして死に直面させるべきだ。
ヒヨコを濡らしてしまって死なせた事もある。
眼の前で猫に殺された事もある。
(私が随分長い事猫を買わなかった理由はこれである)
実は自分の膝で潰してしまった事もあるのだ(ウズラだけど)

義務と責任、楽しい思い出と辛い別れ。
死なせてしまった可哀想な子たちにたくさんのものを教えてもらった。
人間の勝手なエゴで死なせてしまってごめん。
けれど、彼らから貰ったかけがえのないものには、
心からありがとうと言いたい。

*更新*

週アニメ 1/18分 UP
【銀魂、プロフェッショナル 仕事の流儀、ショートDEアニメ魂】
18:56 | 日記 | edit | page top↑

落し物・忘れ物

給料日に貯金を下ろしたばかりで2万6000円が入っていた財布を、
うっかり置き忘れたのは図書館だった。この時は現金が惜しいより
(惜しかったけどね)、免許やカード類の再発行手続きの方が面倒で
金はいいからカード返せと思った。もちろんもう何年も前の話である。

ちなみに現金は昨年拾ったパスネットや定期券などで
徐々に回収している。人の財布を拾って一割もらった事もある。
とはいえまだ全額の回収はできていないので、
借金を増やさないよう気をつけたい。

国鉄(国鉄だったんだよ!)の改札で五百円札(札だったんだよ!)
落とした事もある。落とした事に気づき、振り返ったら眼の前で
おばさんがそれを拾い、さーっと走り去ってしまった…
「私のです」と言う暇もなかった…けれどこれは何年も後に
郵便局で拾った60円切手8枚に姿を変えて返ってきたのでまぁよい。

他にも忘れた物はたくさんある。
そもそも「綺麗」とか「可愛い」とは無縁の私には、
小さい頃から何より「しっかり者」という形容詞が
与えられているのだが、結構マヌケだ。
単にマヌケなところを人に見られないようにしているだけなのだ。
ブザマな様だけは見せないゾという、そのへんの見栄っ張り根性が
かなりしっかりしているだけなのだ。

公衆電話で電話番号を見た後に忘れたシステムバインダーは
3日後に届いた。買ったばかりのジャンプが入っていた
袋は網棚に忘れたが、途中駅で無事に回収してもらった。
駅員さんに「よかったですね、ジャンプがあって(笑)」と
言われた時の恥ずかしさ。
今度こそジャンプ卒業だと思ったが留年している。

化粧品のオマケでもらった青い綺麗な傘は気に入っていたのに
電車に忘れて悔しい思いをしたので、以来傘を手すりにかける時は
必ずカバンの取っ手を通す事にしている。ちなみにこの後、
ソニア・リキエルの綺麗なレインボーカラーの傘を拾い、実は
今もそれを愛用しているのでチャラになったと言えるだろうか。

代替物が手に入る事もあるけれど、回収できないものもある。
まだ95度くらい残っていたテレホンカードは使った後に取り忘れ、
退職祝い?でもらったふわふわモヘアのマフラーは喫茶店に
忘れた。沖縄の土産物が山ほど入った紙袋は、疲れ果てて
電車で眠ってしまい、慌てて起きて飛び降りた時に足元に
置き忘れてしまった…重いのを我慢して持ってきたのにぃ…

このように色々とマヌケな自分だが、今までで一番すごいのでは
と思う忘れ物は、バスケットに入れてどこへでも連れて歩いていた
「ヒヨコ」である。ヒヨコ(しかも若鳥になりかけの)2羽をタクシーに
置き忘れたのだ。っていうかあんなに可愛がってたヒヨコをなんで
忘れたんだろう…今でも謎。

親がタクシー会社に連絡を取ると、ヒヨコに気づいた運転手さんが
警察に届けたとのことなので、母が結構遠い警察署まで受け取りに
行ってくれた。運転手さんも後ろを振り向いたら若鶏になりかけの
ヒヨコが残されていたのでビックリしただろう。

そのバスケットは別に鳥用というわけではなかったのだが、
母が素敵な作りのそれを、ヒヨコ好きの私たちのために
探してきてくれた。上開きの蓋が二枚ついていてその間に
溝があり、そこからちょうどトサカの出かけたヒヨコが首を出せる
仕組みになっていたのだ。首を伸ばすのとバスケットの縁で
こすれるせいか首のあたりの羽が禿げてしまい、鳥肌が
見えるのがちょっと残念で可哀想なのだった。

にょっきり顔を出してはぴよぴよぴよぴよ鳴くヒヨコがいては
新しい客も乗せられない運転手さんはホントに困ったと思う。
もしかして俺、ハメられた?と思ったのかもしれない。
もう遥か昔の事だけど、大変申し訳ありませんでした。

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